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来日記念盤! 若き才人指揮者ラハフ・シャニが導き出した、ブルックナーの理想的とも言える誠実なアプローチと究極的で明澄な響きブルックナーの生前にその作曲家としての名声を確立させた記念碑的な作品『交響曲第7番』。交響曲第6番の完成後すぐ、1881年9月末から第1楽章の作曲が開始され、第2楽章のクライマックス部分を書いていた時期、1883年2月13日に最も尊敬していたワーグナーが亡くなり、その悲しみの中で同楽章コーダが書き上げられました。全曲の完成は1883年9月。1884年12月、ニキシュ指揮ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団による初演は大成功を収めました。その結果、他の交響曲とは異なり、大きな改訂は行われることはなく、大河が滔々と流れゆくような理想的なブルックナーの音楽が紡ぎ出す、究極の完璧を求める厳格さとが相俟って完成された作品ともいえましょう。 1989生まれのイスラエル生まれの才人指揮者でピアニストでもあるラハフ・シャニは、2018年からオランダのロッテルダム・フィルハーモニー管弦楽団の首席指揮者、2020/2021シーズンからはイスラエル・フィルハーモニー管弦楽団の音楽監督、2026年9月からミュンヘン・フィルの首席指揮者に就任することが決まっています。様々なブルックナー音楽解釈の名指揮者たちが挑んできたこの作品、最近では新しい若き指揮者たちも録音に挑んできていますが、そのラハフ・シャニが演奏するこの曲は、楽器間の対比やしなやかな旋律の歌わせ方を通して空間の奥行きを丹念に刻み込んで行くことによって、抒情やロマンを過度にくゆらせるのではなく、全編にわたってクールなまなざしを保持しながら、誠実なアプローチと究極的で明澄な響きを導きだし、流れゆくような理想的なブルックナーを紡ぎ出しています。 ワーナーミュージック・ジャパン取り扱い輸入盤のみ、日本語解説書・帯付き。日本語解説書には、国際ブルックナー協会会員である石原勇太郎氏による書き下ろし解説、オリジナル・ブックレットの作品解説の日本語訳を掲載。(輸入元情報)【収録情報】● ブルックナー:交響曲第7番 ホ長調 WAB.107(ノーヴァク版) ロッテルダム・フィルハーモニー管弦楽団 ラハフ・シャニ(指揮) 録音時期:2022年6月13-16日 録音場所:ロッテルダム、デ・ドゥーレン 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション) ワーナーミュージック・ジャパン取り扱い輸入盤のみ、日本語解説書・帯付きPowered by HMV
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