名人集団イル・ガルデッリーノが描くフリードリヒ大王の宮廷を彩ったヤニチュの室内ソナタシュヴァイトニツ(=シレジアは、現在のポーランド南西部からチェコ北東部の地域)生まれの作曲家ヨハン・ゴットリープ・ヤニチュの室内ソナタ集。ヤニチュは1736年に皇太子フリードリヒ(後のフリードリヒ大王)の私設楽団の一員となり、その後ラインスベルクに移り有名な「金曜アカデミー」を開始。1740年のフリードリヒ即位に際して再結成された楽団のコントラヴァイオリン奏者として活躍し、ベルリンで生涯を送りました。ヤニチュはC.P.E.バッハやクヴァンツなど何人かの音楽家とともに宮廷舞踏会などのために作曲依頼を受けるなど、当時高い評価を受け、多くの著名人から支持を集めていました。この室内ソナタも熟達した技法、音楽性に富み、旋律は独特の雰囲気を持つ面白い作品が揃っています。 演奏はベルギーを代表する古楽アンサンブル、イル・ガルデッリーノ。ヤニチュの豊かな音楽性を正当に表現しています。(キングインターナショナル)【収録情報】ヤニチュ:・室内ソナタ ト短調『おおこうべは血にまみれ』(オーボエ、ヴァイオリン、ヴィオラ、通奏低音)・室内ソナタ ハ長調 Op.4(トラヴェルソ、2本のオーボエ、通奏低音)・室内ソナタ ニ長調 Op.5『エコー』(トラヴェルソ、オーボエ、ヴィオラ・ダ・ガンバ)・室内ソナタ ハ短調(トラヴェルソ、オーボエ、通奏低音) イル・ガルデッリーノ マルセル・ポンセール(オーボエ) ヤン・デ・ウィンネ(トラヴェルソ) ヴィム・ヴァンデンボッシュ(トラヴェルソ) 寺神戸亮(ヴァイオリン) フランソワ・フェルナンデス(ヴァイオリン、ヴィオラ) フィリップ・ピエルロ(ヴィオラ・ダ・ガンバ) ロエル・ディールティエンス(チェロ) シャレフ・アド=エル(チェンバロ) トーマス・フリッチュ(チェンバロ) 録音時期:2000年10月、2001年4月 録音方式:ステレオ(デジタル)Powered by HMV最高の音で楽しむために!