チェロ・ピッコロ特有の色彩をたのしむ1枚カナダのチェリスト、オクタヴィ・ドスタラー=ラロンドは2018年に小ぶりなバロック・チェロを手に入れました。これは4弦のチェロ・ピッコロ(調弦G-da-e')として弾くべきものと思い、すぐに試したところ、明るくクリスタルのような美しい高音が得られたそう。そしてこの楽器を存分に活躍させるプログラムを練り、録音したのが当盤。 18世紀半ばのマンハイムとベルリンで書かれたギャラント様式のチェロ作品集。初録音も多く、初めて聴く曲ばかりです。チェロ・ピッコロの独特な音色はもちろん、木製のハンマーが金属弦を叩くフォルテピアノもニュアンス豊か。多様な表情がたのしめるアルバムです。(輸入元情報)【収録情報】1. クリストフ・シャフラート[1709-1763]:チェロとオブリガート・チェンバロのためのソナタ ハ長調2. フランツ・ベンダ[1709-1786]:チェロと通奏低音のためのソナタ ニ長調3. アントン・フィルツ[1733-1760]:チェロと通奏低音のためのソナタ イ長調Op.5-24. ゲオルク・ザート[1708-c.1778]:独奏チェロとチェンバロのためのソナタ ヘ長調5. ヨーゼフ・ベネディクト・ジカ[c.1720-1791]:チェロと低音のためのソナタ ト長調6. ヨハン・クリストフ・フリードリヒ・バッハ[1732-1795]:チェロとフォルテピアノのためのソナタ イ長調 オクタヴィ・ドスタラー=ラロンド(チェロ・ピッコロ) アルテム・ベログロフ(フォルテピアノ) ヴィクトル・ガルシア・ガルシア(チェロ) 使用楽器: チェロ・ピッコロ:Johann Michael Alban[c.1700-30]作/弓:後期バロック、Luc Begin作 フォルテピアノ:Gerard Tuinman作(木製ハンマーを持つ、1783年、Johann Andreas Stein作にもとづく) チェロ:Albert Cunin [c.1880]作/バロック弓:Marco Pasquino作 録音時期:2021年11月19-21日 録音場所:オランダ、フェルップ 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション) 世界初録音(1,2,4,5)Powered by HMV