バッハ:音楽の捧げものエンリコ・ガッティ&アンサンブル・アウロラエンリコ・ガッティの『音楽の捧げもの』が久々の復活。ソナタとトリオ・ソナタ(BWV1021・1038)と組み合わされたこの演奏は、バッハ晩年のピュアな作品の味わいを、重さや堅さから解放された風通し良く親密なアンサンブルで表現した魅力的なものです。 2001年に発売されたこのアルバムは、レーベルの流通状態がしばらく不安定だったこともあり、2009年に再生産されたもののほとんど出回らず、今回の新装再発売は歓迎されるところです。【エンリコ・ガッティ】1955年生まれのイタリアのヴァイオリニストで指揮者・研究者のエンリコ・ガッティは、ジュネーヴ音楽院でキアラ・バンキーニに師事し、デン・ハーグ王立音楽院ではシギスヴァルト・クイケンの教えも受けています。その後、レザール・フロリサンや、レ・タラン・リリク、タヴァナー・コンソート、キングズ・コンソートなどのコンサートマスターを歴任、ソリストとしても活動する一方、指揮も始め、1986年には、イタリアで、アンサンブル・アウロラを結成して現在に至っています。 長く古楽の最前線で活躍してきたガッティは、レコーディングも多く、これまでに、ハルモニア・ムンディ・フランス、ドイツ・ハルモニア・ムンディ、アクサン、リチェルカール、ヴァージン、タクトゥス、シンフォニア、アルカナ、アストレ、シプレス、ボッテガ、チェトラ、グロッサなどで数々の話題盤を制作してきました。(HMV)【収録情報】J.S.バッハ:● 音楽の捧げもの BWV.1079(全曲)● ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ ト長調 BWV.1021● フルート、変則調弦のヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ ト長調 BWV.1038 エンリコ・ガッティ(バロック・ヴァイオリン) アンサンブル・アウローラ(古楽器使用) マルチェッロ・ガッティ(フラウト=トラヴェルソ) ガエータノ・ナジッロ(バロック・チェロ) グイド・モリーニ(チェンバロ) 録音時期:1999年11月29日〜12月1日 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)Disc11 : Ricercar a 32 : Canon Perpetuus Super Thema Regium3 : Canon 1 a 2: Canon Cancrizans4 : Canon 2 a 2: Violini in Unisono5 : Canon 3 a 2 Per Motum Contrarium6 : Canon 4 a 2 Per Augmentationem, Contrario Motu7 : Canon 5 a 2: Canon Circularis Per Tonos8 : Fuga Canonica in Epidiapente9 : Ricercar a 610 : Quaerendo Invenietis: Canon a 211 : Quaerendo Invenietis: Canon a 412 : Largo13 : Allegro14 : Andante15 : Allegro16 : Canon Perpetuus17 : Adagio - Enrico Gatti/Ensemble Aurora18 : Vivace - Enrico Gatti/Ensemble Aurora19 : Largo - Enrico Gatti/Ensemble Aurora20 : Presto - Enrico Gatti/Ensemble Aurora21 : Largo - Various Performers22 : Vivace - Various Performers23 : Adagio - Various Performers24 : Presto - Various PerformersPowered by HMV