ヤーコプスのバッハ。演奏も録音も最高のロ短調!ヤーコプスによるロ短調ミサ曲の登場です。管弦楽はベルリン古楽アカデミー、合唱はRIAS室内合唱団という最強の布陣です。『ロ短調ミサ曲』は独唱者も重要ですが、全編をとおして合唱も非常に重要なウェイトを占める作品。合唱は各パート5〜7人の編成ですが、楽曲によっては各パート3人程度の編成で演奏している箇所もあり、RIASのメンバーのうまさ、楽曲の魅力が引き立ちます。管弦楽も「グローリア」などの華やかな楽曲での華やかな響きが美しいのはもちろんのこと、録音の思いがけないやわらかな美しさに心奪われそうになります。「ラウダムス・テ」や、演奏会でも誰もが耳をそばだてる「クオニアム」の管弦楽による前奏も、名手による協奏曲の体で思わず聴き入ってしまいます。通奏低音にはリュートも配されており、「アニュス・デイ」などの楽曲でのその効果は衝撃的美しさ。ヤーコプスは、1992年に同じくRIAS室内合唱団とベルリン古楽アカデミーと『ロ短調』を録音しておりますが、それから時を経ての満を持しての録音。ブックレットには、ヤーコプスのコメントで、2021年1月に亡くなったハルモニアムンディのプロデューサーであり社長も務めたエヴァ・クータツ氏、そしてレーベル創始者、故ベルナール・クータツ氏にこの演奏をささげる、とあります。演奏者と録音に対して常に最高を求めたふたりにささげる、とあるだけあって、ヤーコプスのこの演奏への自負も感じられます。大注目です!(輸入元情報)【収録情報】● J.S.バッハ:ミサ曲ロ短調 BWV.232 ロビン・ヨハンセン(ソプラノ) マリー=クロード・シャピュイ(メゾ・ソプラノ) ヘレナ・ラスカー(アルト) セバスティアン・コールヘップ(テノール) クリスティアン・イムラー(バス・バリトン) RIAS室内合唱団(合唱指揮:ドニ・コンテ) ベルリン古楽アカデミー(コンサートマスター:ベルンハルト・フォルク) ルネ・ヤーコプス(指揮) 録音時期:2021年8月 録音場所:ノイエンハーゲン・バイ・ベルリン、ビュルゲルハウス 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)Powered by HMV