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コロナ禍に美しく響いた感動の新録音。マクラウド率いるリ・アンジェリ・ジュネーヴが最小編成の10人の声楽陣で描く『ロ短調ミサ』実力派バス歌手ステファン・マクラウドが2005年に結成した「リ・アンジェリ・ジュネーヴ」。新型コロナウィルス感染拡大により演奏活動が制限される中、2020年10月に『ロ短調ミサ』の録音が実現しました。 古楽アンサンブルの名団体として知られるリ・アンジェリ・ジュネーヴ。可変アンサンブルでオリジナル楽器を用いて演奏する当団の特徴は、レパートリーに問わず声楽メンバーを舞台上の前列に配置しており、これは声楽がもつ詞のパワーそして豊かなアンサンブルを全面に押し出すことを目的としています。当セッションでは舞台上に円を形成し、中心のマイクを取り囲む形で録音されました。とりわけバッハ作品を中心としたレパートリーで高い評価を得ており、「Claves」レーベルからリリースしている『マタイ受難曲』は各誌で絶賛された当団の代表的な録音です。 バッハの最後の完成作である『ロ短調ミサ』。当演奏での注目は6人のソロと4人のリピエーノ、計10人の最小編成による声楽陣です。バッハのほとんどのカンタータやヨハネ受難曲では8人、マタイ受難曲では2つの合唱パート16人で構成され、『ロ短調ミサ』でも12人を編成するのがより理にかなっていますが、マクラウドはこの状況下で10人での演奏を実現させました。適切な人数の合唱とオーケストラのメンバー、そして独唱者たちによって、より親密なアンサンブルが醸成されており、コロナ禍の厳しい状況のなかでも常に新しいアプローチに挑戦する当団が、溢れでる音楽への悦びを全身全霊で表現した注目録音です。 今回も豪華歌手陣に注目です。メゾ・ソプラノのマリアンネ・ベアーテ・キーラントはバッハ・コレギウム・ジャパンの『第九』の録音でも高い歌唱力で評価された実力派。この他、ソプラノのアレクサンドラ・レヴァンドフスカ、アルトのアレックス・ポッター、テノールのヴァレリーオ・コンタルドは『マタイ受難曲』の録音でも存在感を示した注目の歌手です。マクラウドが練り上げてきた密度の濃いアンサンブルそして豊かな表現で挑んだ心温まる『ロ短調ミサ』の録音です!(輸入元情報)【収録情報】● J.S.バッハ:ミサ曲ロ短調 BWV.232【ソロ】 アレクサンドラ・レヴァンドフスカ(ソプラノI/『キリストよ、憐れみをお与えください」「われは信ず」) ゾーエ・ブルックショウ(ソプラノII/「神なる主」) マリアンネ・ベアーテ・キーラント(メゾ・ソプラノ) アレックス・ポッター(アルト) ヴァレリーオ・コンタルド(テノール) ステファン・マクラウド(バス)【リピエーノ】 アンネ=キャスリン・オルセン(ソプラノ) クリステル・ムーニー(アルト) オリヴィエ・クワッフェ(テノール) ヤロミル・ノセク(バス) アレクシス・コセンコ(トラヴェルソ) エマニュエル・ラポルト(オーボエ) オリヴィエ・ピコン(ホルン) ギイ・フェルベ(トランペット) リーラ・スケイフ(ヴァイオリン) ロエル・ディールティエンス(チェロ) フランソワ・ゲリエ(チェンバロ) フランシス・ヤコブ(オルガン) リ・アンジェリ・ジュネーヴ(管弦楽・声楽アンサンブル) ステファン・マクラウド(指揮) 録音時期:2020年10月 録音場所:ジュネーヴ、エルネスト・アンセルメ・スタジオ 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション) サウンド・エンジニア、エディティング、マスタリング:マルクス・ハイラント(Tritonus Musikproduktion)Powered by HMV
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