ヴァーツラフ・ルクス&コレギウム1704、ケルビーニとクルピンスキ!東欧チェコの古楽界の旗手ヴァーツラフ・ルクスと、彼によって創設されたコレギウム1704&コレギウム・ヴォカーレ1704が「NIFC」レーベルに久々の登場。ショパンの心臓が安置されるワルシャワの聖十字架教会で収録されたケルビーニの傑作『ハ短調レクィエム』と、クルピンスキの知られざるテ・デウム。ショパンの時代に活躍した作曲家の美しくも演奏機会の少ない作品を、歴史的な情報に基づいた演奏を得意とするルクス&コレギウム1704が完璧な解釈でお届けします。 ルイ16世の追悼式典のために書かれたとされるルイジ・ケルビーニの『レクィエム ハ短調』は、ベートーヴェン、シューマン、ブラームスらによって絶賛されたレクィエムの傑作として知られています。ケルビーニを嫌っていたベルリオーズもこの作品に対しては称賛を惜しまず、ケルビーニを尊敬していたベートーヴェンは「もしレクィエムを書けと言われたら、ケルビーニの曲だけを手本にしただろう」と述べ、さらには自身の葬儀でこのレクィエムが演奏されることを望んだといいます。対位法の教本の著者としても有名なケルビーニの職人的な作曲技法と、独唱者なし、フルートなしの編成、ヴィオラの活用、恐怖の表現としての銅鑼の使用といったサウンド面でのオリジナリティが融合した、オペラと宗教音楽の大家ならではのレクィエム。ショパン以前の著名なポーランド人作曲家カロル・クルピンスキ[1785-1857]の知られざる『テ・デウム』(1829年にポーランド王ニコライ1世の戴冠式のために作曲)とともにお楽しみください。(輸入元情報)【収録情報】1. ケルビーニ:レクィエム ハ短調2. クルピンスキ:テ・デウム シモーナ・シャトゥロヴァー(ソプラノ:2) コレギウム・ヴォカーレ1704 コレギウム1704 ヴァーツラフ・ルクス(指揮) 録音時期:2019年8月14日 録音場所:ワルシャワ、聖十字架教会 録音方式:ステレオ(デジタル)Powered by HMV