鍵盤のための『フランス風序曲』を管弦楽で!アレッサンドリーニによる、バッハへの敬意と創意に満ちたこころみアレッサンドリーニがこれまでにも手掛けてきた、鍵盤作品を管弦楽に編曲して演奏するプロジェクト、最新作の登場です。今回は『フランス風序曲』をニ短調に移調して管弦楽むけに施した編曲、アレッサンドリーニがバッハの鍵盤作品から楽章を選りすぐって組曲に仕立てたもの2作(ひとつはトラヴェルソと弦楽のための編曲、もうひとつは弦楽のみの編曲)の3つの作品が演奏されています。 有名なフランス組曲第5番の『ガヴォット』は、原曲の鍵盤独奏のかわいらしくも軽やかな雰囲気はまったく損なわれず、どちらが原曲かわからなくなってしまうようです。フランス風序曲は、鍵盤独奏で聴いても十分に聴きごたえのある作品ですが、このアレッサンドリーニによる管弦楽編曲版はより立体感を増し、弦楽器だからこそ表現可能な弾むような付点のリズムが際立っています。 アレッサンドリーニの舌鋒の鋭さと、コンチェルト・イタリアーノのメンバーによる歌とまろやかなリズムが、バッハの脳内で響いていた音響を再現するこころみをこの上ない形で実現しています。(輸入元情報)【収録情報】J.S.バッハ:● フランス風序曲 BWV.831〜オーボエ2、ファゴット、弦と通奏低音のための編曲版(ニ短調)(※原曲はロ短調)● トラヴェルソ、弦と通奏低音のためのパルティータ ニ短調 1. アダージョ(原曲:チェンバロとヴァイオリンのためのソナタ第3番ホ長調 BWV.1016〜第1楽章) 2. アリアI(原曲:パルティータ第4番ニ短調 BWV.828〜アリア) 3. メヌエットI - メヌエットII(原曲:管弦楽組曲第4番ニ短調 BWV.1069〜メヌエットI、パルティータ変ロ長調 BWV.825〜メヌエットII) 4. アリアII(原曲:フランス組曲 第4番変ホ長調 BWV.815より) 5. ジーグ(原曲:フランス組曲 第6番ホ長調 BWV.817より)● 弦と通奏低音のための管弦楽組曲 ト長調 1. 序曲(原曲:序曲(組曲)ヘ長調 BWV.820〜序曲) 2. アントレ(原曲:序曲(組曲)ヘ長調 BWV.820〜アントレ) 3. アリアI(原曲:第3旋法によるプレリュードとパルティータ ヘ長調 BWV.833〜前奏曲) 4. ブーレー(原曲:序曲(組曲)ヘ長調 BWV.820〜ブーレー) 5. メヌエット(原曲:W.F.バッハのための音楽帳〜メヌエット ト長調) 6. アリアII(原曲:第3旋法によるプレリュードとパルティータ ヘ長調 BWV.833〜エア) 7. ガヴォット(原曲:フランス組曲 第5番ト長調 BWV.816〜ガヴォット) 8. ジーグ(原曲:序曲(組曲)ヘ長調 BWV.820〜ジーグ) コンチェルト・イタリアーノ リナルド・アレッサンドリーニ(チェンバロ、指揮、編曲、楽曲構成) 録音時期:2023年12月10-14日 録音方式:ステレオ(デジタル)Powered by HMV