初CD化! 名歌手3人迫真の歌いぶり!ドニゼッティの遺作オペラ『リタ』その面白さをとくと味わえる名演!1960年のバイエルン放送録音、ドニゼッティの楽しい一幕物オペラ『リタ』が初めてCD化されます。モノラルながら丁寧なリマスターがなされ十分に満足できる音質。インゲボルク・ハルシュタイン、エルヴィン・ヴォールファールト、カール・クリスティアン・コーンという豪華なキャストによる初演後100周年の年の録音。とにかく全開・迫真の歌いっぷりが素晴らしく、コミカルな音楽も相まって凄すぎて思わず笑ってしまうほどの面白さです。 一幕のオペラ・コミック『リタ、または引っぱたかれた夫、または2人の男と1人の女』(1841)はドニゼッティの遺作で、初演は作曲家の死後12年たって1860年にようやくなされました。物語は3人の登場人物のみで描かれ、それぞれの歌手に均等に見せ場があるようにアリア、二重唱、三重唱が巧みに配置されています。軽い内容の喜劇ですが音楽の書法は天下一品、ドニゼッティのおいしいところが存分に凝縮されています。オリジナルはフランス語で書かれ、イタリア語版も良く上演される人気作。このCDでは指揮者のヨーゼフ・シュトローブルがテキストを起こしたドイツ語版が採用されています。【物語のあらすじ】2番目の夫ベッペを尻に敷いて暮らす宿屋の女将リタ。すぐ引っぱたかれるのでベッペはうんざりしている。そこへ偶然お互い死んだと思っていた亭主関白な1番目の夫ガスパロが訪れる。これ幸いとベッペはガスパロにリタを渡そうとするが、ガスパロは別の女性との再婚を考えており、お互いリタを押し付け合って埒が明かない。結局くじ引きでガスパロがリタを引き取ることになるが、ガスパロは策を講じてリタからまんまと自分との婚姻届を奪い取り、これで俺は自由だと去っていく。ベッペとリタが元の鞘に納まり幕。(輸入元情報)【収録情報】● ドニゼッティ:歌劇『リタ』全曲(ドイツ語版) インゲボルク・ハルシュタイン(ソプラノ/リタ) エルヴィン・ヴォールファールト(テノール/ベッペ) カール・クリスティアン・コーン(バリトン/ガスパロ) バイエルン放送交響楽団 ヨーゼフ・シュトローブル(指揮) 録音時期:1960年12月7,8日 録音場所:ミュンヘン、ヘルクレスザール 録音方式:モノラル(放送録音) バイエルン放送収録Powered by HMV