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「18世紀のパガニーニ」ロカテッリ作品集、ファウストが放つ決定的名演アントニーニ×イル・ジャルディーノ・アルモニコとの化学反応!世界最高峰のヴァイオリン奏者としての存在感を確かなものにしているイザベル・ファウスト。毎回注目の新譜ですが、今回はアントニーニ率いるイル・ジャルディーノ・アルモニコと共演して、「18世紀のパガニーニ」と謳われるロカテッリの作品を録音しました。グラモフォン・アワードなど世界的に大変高い評価を得たモーツァルトのヴァイオリン協奏曲全曲(2015〜16年録音)以来の録音での共演。気品に満ちつつも華があり、『アリアンナの嘆き』でのやわらかくも劇的な響きなど天下一品。演奏と作曲の両面で破格の才の持ち主であった音楽家ロカテッリの天才ぶりを実感させてくれるプログラムです。 「18世紀のパガニーニ」と呼ばれるピエトロ・アントニオ・ロカテッリ。1733年に24曲の無伴奏カプリース集『ヴァイオリンの技法 作品3』を作曲しておりますが、それぞれに超絶技巧のカデンツァが含まれ、今なお実現可能すれすれの技術的難曲ばかり。まるでパガニーニといえます。また、しばしば奏者が要求される左手の極限までの伸長(当時のヴァイオリンよりも現代のヴァイオリンのほうが指板が長いのですが、ファウストは、ロカテッリがヴァイオリンの指板が長くなったきっかけでは、とすら言っています)、高音域の多用、弦の上での弓の頻繁な跳躍(ロカテッリは1年で12本の弓を消耗させたという伝説も)など、ありとあらゆる高い技術が要求されます。しかしその音楽は、じつに典雅にしてオペラのような劇的な表現をも擁しています。ここに収録された作品にも、前例のないヴィルトゥオジティで、ヴァイオリンの音楽を劇的に進化させたロカテッリの神髄が詰まっています。 ディスクの最後に収録されている『パストラーレ』は、独奏ヴァイオリンと管楽器を含まないアンサンブルによる演奏ということを忘れる瞬間もあるような、多彩な音色に驚かされます。ファウストとイル・ジャルデイーノ・アルモニコ、そしてアントニーニのアンサンブルの妙で聴く、ロカテッリの決定盤の登場です。(輸入元情報)【収録情報】ロカテッリ:● 合奏協奏曲ハ短調 Op.1-11● ヴァイオリン協奏曲イ長調 Op.3-11● 合奏協奏曲変ホ長調 Op.7-6『アリアンナの嘆き』● ヴァイオリン協奏曲ハ短調 Op.3-2● パストラーレ(合奏協奏曲ヘ短調 Op.1-8より) イザベル・ファウスト(ヴァイオリン) イル・ジャルディーノ・アルモニコ ジョヴァンニ・アントニーニ(指揮) 録音時期:2022年12月13-17日 録音場所:イタリア、トブラハ、エウレギオ・グスタフ・マーラー文化センター 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)Powered by HMV
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