参考動画 Mendelssohn: String Quartet 2, 3 & 6常に「新しいものを創造する力」を掘り下げてきたアルテミス四重奏団の全録音を収録したボックス1989年、リューベック音楽大学の学生4人が「アルテミス・カルテット」という名の弦楽四重奏団を結成。1994年から本格的な活動を始め、1995年のドイツ音楽コンクール(ボン)での受賞に続き、弦楽四重奏団にとって最高峰の賞である2つの賞を受賞。1996年に行われた第45回ミュンヘン国際音楽コンクール第1位受賞は、1970年の東京クヮルテット以来25年ぶりの快挙で大きな話題をさらいました。さらに1997年の「プレミオ・パオロ・ボルチアーニ」弦楽四重奏国際コンクール(イタリア)第1位。これら2つの賞を受賞した後、彼らはヨーロッパでデビューを果たし、米国国内を廻るコンサート・ツアーで絶賛を浴びるようになりました。メンバーを入れ替えながら、ベルリンを拠点とするアルテミス四重奏団の演奏は、時に激しく情熱的で、「音楽構造の投影と即時性の伝達との間のバランスを一貫して見つけている」とニューヨーク・タイムズ紙はその評価を裏付けています。 このボックスは、1996年から2018年の間にアンサンブルが行ったすべての録音を網羅した23枚のCDコレクションです。アルテミス四重奏団は1989年に活動を開始し、オーストリア・ドイツの中心的なレパートリーで特に評判を高めました。ベートーヴェンが強力な存在感を正当的に主張し、さらにレパートリーの範囲は東ヨーロッパや南アメリカ、さらには20世紀にまで及びます。2人のヴァイオリン奏者は曲によって第1と第2ヴァイオリンが入れ替わり演奏され、それまでのグループにはなかった徹底した「新しいものを創造する力」を、常に多様性として掘り下げてきました。 このボックスに記録されている四半世紀近くの期間にわたって、アルテミス四重奏団のラインナップには変化がありましたが、創設者でチェロ奏者エッカート・ルンゲが説明するには、「これは新たなインスピレーション、つまり視野を広げ、新鮮なアイデアを導入する機会をもたらした」と語っています。このアンサンブルは、2015年にヴィオラ奏者フリーデマン・ヴァイグレ(指揮者セバスティアン・ヴァイグレの弟)の早すぎる死により、悲劇的な損失を被りました。その数日前に彼らは、ドヴォルザークの抒情的で感動的な弦楽四重奏曲『アメリカ』の録音を完了していました。このボックスでその音源が今回初めてリリースされます。2019年に創設メンバーだったエッカート・ルンゲが退団し、2021年で活動休止となりました。 この画期的なボックスには現在ワーナークラシックスが権利を持つ音源だけでなく、さらに彼らを見いだした最初のレーベル「Freiburger Musik Forum(ARS MUSICI)」の音源もライセンスされ収録されています。(輸入元情報)【収録情報】Disc1ベートーヴェン:1. 弦楽四重奏曲第1番ヘ長調 Op.18-12. 弦楽四重奏曲第12番変ホ長調 Op.127 アルテミス四重奏団 ナタリア・プリシェペンコ(ヴァイオリン)、グレゴール・ジークル(ヴァイオリン) フリーデマン・ヴァイグレ(ヴィオラ)、エッカート・ルンゲ(チェロ) 録音:19-20.V, 29-30.VI & 1.VII.2010, Teldex Studio, BerlinDisc2ベートーヴェン:1. 弦楽四重奏曲第2番ト長調 Op.18-22. 弦楽四重奏曲第14番嬰ハ短調 Op.131 アルテミス四重奏団 ハイメ・ミュラー(ヴァイオリン)、ナタリア・プリシェペンコ(ヴァイオリン) フォルカー・ヤコプセン(ヴィオラ)、エッカート・ルンゲ(チェロ) 録音:10-12.VI & 2-4.VII.2002, Studio Stolbergerstrase, KolnDisc3ベートーヴェン:1. 弦楽四重奏曲第5番イ長調 Op18-52. 弦楽四重奏曲第3番ニ長調 Op.18-33. 弦楽四重奏曲第16番ヘ長調 Op.135 アルテミス四重奏団 ナタリア・プリシェペンコ(ヴァイオリン)、グレゴール・ジークル(ヴァイオリン) フリーデマン・ヴァイグレ(ヴィオラ)、エッカート・ルPowered by HMV