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ショパンのピアノ協奏曲19世紀の楽器による室内楽伴奏版ショパンのピアノ協奏曲の室内楽(弦楽五重奏)伴奏版。19世紀は大衆文化が開花した時代で、音楽もしかり、家庭やサロンで演奏できるような連弾や室内楽がさかんに生み出されました。規模の大きな協奏曲も、管弦楽伴奏を室内楽が代わりに受け持って自宅やサロンで演奏、ということもよく行われていました。ショパンの協奏曲についても、ショパン自身が自宅等で室内楽版で演奏したという記録が残されていますが、ショパン自身の手になる編曲版の楽譜は残されていません(ショパンが実際に室内楽版の楽譜を作成したかどうかも不明)。この録音では、オーケストラの弦楽パートを基本的にほぼそのままアンサンブルが担当して、弦楽器以外で演奏される重要な部分は基本的にピアノが演奏するというかたちをとっています。特にトゥッティの部分ではピアノと弦楽五重奏が極めて密度の濃いアンサンブルを展開するかたちとなり、前奏から繰り広げられる世界に一気に引き込まれます。 ピアノは1836年製のエラール、そして弦楽アンサンブルもすべて19世紀の楽器を用いており、まさにショパンのサロンでもこのような音色が響いていたのだろうかと想像しながら聴くと、喜びもひとしおの1枚です。(輸入元情報)【収録情報】ショパン:● ピアノ協奏曲第2番ヘ短調 op.21● ピアノ協奏曲第1番ホ短調 op.11 デイヴィッド・ライヴリー(ピアノ/1836年製エラール) カンビーニ=パリ四重奏団  ジュリアン・ショヴァン(ヴァイオリン)  カリーヌ・クロケノワ(ヴァイオリン)  ピエール=エリック・ニミロヴィチ(ヴィオラ)  酒井 淳(チェロ) トマ・ド・ピエルフ(コントラバス) 録音時期:2016年10月25-28日 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)Powered by HMV
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