京都商工会議所主催の「京都・観光文化検定試験(通称 京都検定)」は、大勢の方に親しまれて、昨年には第12回の試験が行われました。「京都検定」公式テキストは、平成16年(2004)に初版を刊行後(平成17年改訂、平成22年増補)、年月が経過し、内容に変更点なども多く生じておりました。この度、6年ぶりに大幅改訂をし、「新版」として刊行するものです。具体的には、祇園祭の実施内容の変更(平成26年より山鉾巡行が前祭と後祭の2回実施)に対応し、それに併せて祭と行事の項目を見直し、追加しました。その他、全般的な表記の見直し、項目の追加・削除などを行い、本文デザインも改めて、ご覧いただきやすいものにしました。「京都検定」受験者のみならず、京都にまつわる小辞典としても活用できます。(本年の第13回「京都・観光文化検定試験」の出題に使用するテキストについては、本書及び従来のテキストのいずれにも掲載がある内容から、3級は90%以上、2級は70%以上、1級は準拠する形で出題されます。第14回以降については本書から出題される予定です。