本書は公益社団法人全国経理教育協会が主催する消費税法能力検定試験の3級および2級の試験対策用として作成したものとなります。 公表されている出題区分表にもとづき、本書では主に税金の目的・税金の分類・憲法との関係といった税金の基礎的知識から、消費税における基本的な計算事項に関する学習内容を収載しております。 ≪本書の特長≫ 1.体系的かつ効率的な学習を進めやすくするため、各Chapter(章)では3級・2級と区分せずに作成しております。また、各級の試験対策を行う利便性を図るため、各Section(節)では各級の出題区分を表示しております。 2.内容説明(本文)では必要な箇所に補足する形で側注を設けており、また本文の表現だけでは理解しにくい箇所には適宜イラストによる図解を入れることで、学習内容がスムーズに理解・整理できるように工夫しております。 3.設問を解いて解説を確認することにより、本書で学習内容が身についているか直ぐに確認でき、各級の試験対策としてご利用いただけます。 ◆旧版(第2版)からの改訂について◆ 本書は第116回(2024年10月)以降の全経消費税法能力検定試験3級および2級の試験対策として令和6年度までの税制改正および令和5年4月1日に行われた出題区分の変更を反映した内容となっており、主な改訂箇所は下記の通りです。 【Chapter7】 (Section4) ・積上げ計算による課税標準額に対する消費税額の計算を追加 【Chapter8】 (Section3) ・積上げ計算による控除対象仕入税額の計算を追加 (Section4/Section5/Section6/Section7) ・控除対象仕入税額の計算について「割戻し計算」の説明文を追加 (Section8) ・請求書の記載事項を適格請求書の記載事項に修正 【Chapter9】 ・控除対象仕入税額の計算について「割戻し計算」の説明文を追加 【Chapter11】 ・課税標準額に対する消費税額の計算について「割戻し計算」の説明文を追加