ネーデルラント鍵盤楽派の頂点ともいわれるスウェーリンクによる、軽妙にして完成された筆致。世俗のユーモアあふれる変奏曲集オランダ古楽の巨匠作曲家スウェーリンクの、世俗的な歌と踊りによる変奏曲集。宗教作品とは異なる軽妙な筆致で書かれ、時にユーモラスな一面さえ垣間見える、めっぽう楽しい作品群です。ほとんどの楽曲は人生の最後の20年間に書かれたとされており、成熟したスタイルで完成度高く作られているのも注目すべきポイントです。 演奏しているファルコーネは、ルネサンスと初期バロック専門の古楽奏者。通奏低音奏者として自らのアンサンブルも立ち上げ器楽・声楽両方のレパートリーを探求しており、ここに収録されたスウェーリンク作品を弾く土壌がしっかりとある、おあつらえの奏者と言えるでしょう。楽器はヌーシャテル美術・歴史博物館所蔵のルッカース・チェンバロ(1632/1745年製)を使用しています。(輸入元情報)【収録情報】スウェーリンク:● 大公の舞踏会 SwVW 319● フィリッピのパヴァーヌ SwVW 329● わが青春の日は既に過ぎ SwVW 324● 緑の菩提樹の下で SwVW 325● 私はライン川を渡る SwVW 322● スペインのパヴァーヌ SwVW 327● そうでなくては SwVW 330● もしも運命の女神に愛されるなら SwVW 320● マルスの神 SwVW 321● 涙のパヴァーヌ SwVW 328● 愚かなシモン SwVW 323● アルマンド・グラティエ SwVW 318 ファビオ・アントニオ・ファルコーネ(チェンバロ/ルッカース 1632/1745) 録音時期:2021年10月25-28日 録音場所:スイス、ヌーシャテル美術・歴史博物館 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)Powered by HMV