一貫したスタイルと音楽性の深さピエルロ&リチェルカールによるバッハ。フォクルールのオルガン演奏も必聴フィリップ・ピエルロ率いるリチェルカール・コンソートとコレギウム・ヴォカーレ・ゲントによるバッハのカンタータ2篇と、リチェルカール・コンソート創設メンバーでもあるベルギーのオルガニスト、ベルナール・フォクルールの演奏によるオルガン作品を収めたアルバム。 ここに収録されたカンタータはワイマール時代とライプツィヒ時代に書かれ、その10年にわたるバッハの進化を示しています。第21番は2部構成全11曲から成る初期の大作。バッハの生涯に何度も演奏された名曲です。嘆きを歌う第1部、救いの喜びを歌う第2部の対照も見事な、きわめつけの美演です。第76番は、ライプツィヒのトーマスカントルに着任後の初仕事だった『貧しきものは饗せられん』(BWV.75)の翌週に初演された作品。トランペットによる華やかな始まりが印象的です。 カップリングのオルガン作品では、バッハとブクステフーデ両大家のオルガン曲全曲録音を果たした、豊富な知識と技量を持つ現代最高峰のオルガニスト、ベルナール・フォクルールの見事なテクニックと感性を存分に堪能できます。(輸入元情報)【収録情報】J.S.バッハ:● カンタータ第21番『「われは 憂いに沈みぬ』 BWV.21● カンタータ 第76番『もろもろの天は神の栄光を語り』 BWV.76 マリア・コヘイン(ソプラノ) カルロス・メーナ(アルト) ユリアン・プレガルディエン(テノール) マティアス・フィーヴェク(バス) コレギウム・ヴォカーレ・ゲント リチェルカール・コンソート フィリップ・ピエルロ(指揮)● 主イエス・キリストよ、われ汝に呼ばわる BWV.639● いと高きところには神にのみ栄光あれ BWV.663● 主なる神よ、いざ天の扉を開きたまえ BWV.617● いと高きところにいます神にのみ栄光あれ BWV.715 ベルナール・フォクルール(オルガン) 録音方式:ステレオ(デジタル)Powered by HMV