鬼才フォルテピアノ奏者ブラウティハムがウェーバーのピアノと管弦楽のための作品全集をリリース!SACDハイブリッド盤。鬼才フォルテピアノ奏者ブラウティハムがウェーバーのピアノと管弦楽のための作品全集を録音しました! ロナルド・ブラウティハムは2019年、マイケル・アレグザンダー・ウィレンズ率いるケルン・アカデミーと共演したベートーヴェンのピアノ協奏曲全集をリリース。ドイツやフランスのメディアから最高の評価を与えられ、イギリスの「Gramophone」誌から「素晴らしい演奏と、それを捉えたBISのエンジニアたちの洗練された感覚が、新鮮で爽快な気分をもたらした」と評されました。 モーツァルトの協奏曲をモデルにしたと思われるピアノ協奏曲第1番は、ヴィオラ、チェロ、ホルン、ティンパニという小さな編成のオーケストレーションから繊細さとロマンティックな温もりが生まれる第2楽章「アダージョ」と、舞曲の性格をもった「プレスト」の終曲にウェーバーの個性が見られると言われます。ピアノ協奏曲第2番は、ウェーバーが楽譜を入手したベートーヴェンの『皇帝』と同じ変ホ長調で書かれた作品です。最初の協奏曲を超えた完成度と輝かしさをもち、とりわけ精細なオーケストレーションで書かれた「アダージョ」の第2楽章は、ウェーバーの作曲したもっとも美しい楽章に数えられ、終曲「ロンド」には『魔弾の射手』を予感させるページも見られます。3曲のうちもっともよく知られる『コンツェルトシュテュック(ピアノ小協奏曲)』は、『魔弾の射手』が初演される1821年6月18日に完成した作品です。約16分の『演奏会の小品』は大きく4つの部分に分かれ、十字軍で出征した騎士の帰還を待つ貴婦人をイメージして作曲されたと言われます。 このアルバムでブラウティハムは、明確な音の輪郭と美しく豊かな響きをあわせもったポール・マクナルティ製作のコンラート・グラーフによるレプリカ楽器を弾いています。ピリオド楽器のオーケストラと共演してウェーバーを弾くブラウティハムの微笑む姿を想像できるチャーミングな演奏。ベートーヴェンの協奏曲全集と同じインゴー・ペトリの制作、ケルンのドイツ放送室内楽ホールでのセッション録音です。(photo ⓒMarco Borggreve)(輸入元情報)【収録情報】ウェーバー:● ピアノ協奏曲第1番ハ長調 WeVN.9(Op.11)(1810)● ピアノ協奏曲第2番変ホ長調 WeVN.15(Op.32)(1811-12)● コンツェルトシュテュック(ピアノ小協奏曲)へ短調 WeVN.17(Op.79)(1821) ロナルド・ブラウティハム(フォルテピアノ/グラーフ 1819年製のレプリカ、マクナルティ 2007年製) ケルン・アカデミー マイケル・アレグザンダー・ウィレンズ(指揮) 録音時期:2018年11月 録音場所:ケルン、ドイツ放送室内楽ホール 録音方式:ステレオ(DSD/セッション) SACD Hybrid CD STEREO/ SACD STEREO/ SACD 5.0 SURROUND 制作:インゴー・ペトリ 録音:イェンス・ブラウン BIS ecopakPowered by HMV