シュニーダー待望の新録音は、軽快なハイドン「ヘ長調」の協奏曲は、ディヴェルティメント風の様式的発展をとげた作品で、室内楽的統一感の形成に主眼が置かれた作品。「ニ長調」の協奏曲は最も有名な作品で、ハイドン円熟期の作品です。バロック色は排除され、溌剌とした楽想が魅力的です。この作品をシュニーダーは、テンポの速い曲は快速テンポで駆け抜け、躍動感にみちた演奏を成し遂げています。 オリヴァー・シュニーダーはスイス生まれ。10歳に満たない若さでパリのツェムリンスキー弦楽四重奏団とのデビューを果たし、チューリヒ音楽院にてオメロ・フランセシュに師事して最高位で卒業。その後、ウィーン国立音楽院大学、マンハッタン音楽院でも学位を取得し、ピーバディー音楽院にてレオン・フライシャーに師事、2001年卒業。ヨーロッパ、アメリカ、日本の各地で演奏活動を積極的に行い、ヴェルヴィエ音楽祭、チューリヒ祝祭週間など主要音楽祭にも参加。トーンハレ管弦楽団をはじめモスクワ・フィルハーモニー、オスロ・カメラータ、ケルン室内管弦楽団との共演も果たしています。2004年と2006年にユリア・フィッシャーとの共演で来日しています。(SONY/RCA)【収録予定曲】ハイドン:・ピアノ協奏曲ヘ長調 Hob.XVIII-3・ピアノ協奏曲ト長調 Hob.XVIII-4・ピアノ協奏曲ニ長調 Hob.XVIII-11 オリヴァー・シュニーダー(ピアノ) アカデミー室内管弦楽団 アンドリュー・ワトキンソン(指揮) 録音時期:2011年12月15〜16日 録音場所:ロンドン、ヘンリー・ウッド・ホール 録音方式:デジタル(セッション)Powered by HMV