これまでのモノやカネが利益に起因する産業構造から、ITやサービス等、ヒトのノウハウやアイデアが利益の源泉となる産業の台頭により多様化し、企業価値のヒトへの比重は大きくなっています。ESG投資が注目され、いまや人的資本は投資判断においてなくてはならない情報です。今年から、人的資本の情報開示も義務化されています。本書は、人的資本をとらえた新しい企業経営をサステナビリティ、人事の専門家による考察を加えて解説するものです。そのうえで、財務・非財務情報を包括的に捉え、企業価値を高める取組みと効果的に可視化する実務に触れています。オムロン、サイバーエージェント、東京海上、日立製作所など、先進企業へのインタビュー記事とともに、取組事例とリーダーの生の声をも紹介した実践的な1冊です。