ヒューズ／ラフマニノフ：交響曲全集(3CD)2001年デジタル録音。壮大な演奏と欧米で評価の高いヒューズのラフマニノフの交響曲が待望のセット発売。3枚組ながら2枚価格なうえ、若書きの『ユース・シンフォニー』や交響詩『ロスチスラフ王子』も入っているのが魅力。　オウェイン・アーウェル・ヒューズは1942年にウェールズのカーディフに生まれた指揮者で、父のアーウェル・ヒューズ[1909-1988]は作曲家で指揮者でした。オウェインはボールト、ケンペ、ハイティンクに指揮を学び、ウォルトンの『ベルシャザールの饗宴』で作曲者の絶賛を得て有名になりますが、活動が英国内と北欧主体であったため、日本での知名度はいまひとつ。　しかし、ディリアスの作品集や、ヴェルディのレクイエムで聴けるその手腕はなかなかのもので、加えてホルンボーやサリヴァンの交響曲に、ルドルフ・ニールセンといった珍しい作品を積極的に紹介している点も重要な業績と言えるでしょう。　ラフマニノフ：・交響曲第1番ニ短調 Op.13・交響曲第2番ホ短調 Op.27・交響曲第3番イ短調 Op.44・ユース・シンフォニー・交響詩『ロスチスラフ王子』・ヴォカリーズ（作曲者編）　スコティッシュ・ナショナル管弦楽団　オウェイン・アーウェル・ヒューズ（指揮）Powered by HMV