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ノセダ&LSO最新盤。謎に満ちた15番をノセダが解き明かす!ノセダ&LSOによるショスタコーヴィチ交響曲シリーズの最新盤は、交響曲第6番と第15番という対照的でミステリアスな2作品。熱量が高く、巧みな語り口と、どんな旋律も美しく歌わせるノセダの指揮に、LSOのメンバーが全開で応えており、圧巻の演奏の登場となっております。 交響曲第5番の成功(1937年秋)を受けて、前作に匹敵するような作品を作ることを期待され注目された『第6番』。1939年4月に書き始められ、1939年11月5日、10月革命22周年を記念した演奏会でムラヴィンスキー指揮のレニングラード・フィルによって初演されました。聴衆の反応は非常に熱狂的で直ちに終楽章が再演されました。熱量の高い冒頭にはじまり、交響曲という壮大なジャンルをショスタコーヴィチがわがものにしていることを感じさせます。ノセダはひとつひとつの旋律を美しく歌わせながら際立たせており、LSOの奏者たちが全開で指揮にこたえています。また、楽章全体が対位法で表現されており、この後ショスタコーヴィチは数々の弦楽四重奏曲の傑作、そして『前奏曲とフーガ』を生み出してゆくことになります。 最後の交響曲である第15番は、ショスタコーヴィチの体調が悪化していた1970年から71年にかけて書かれたもので、冒頭から不穏な空気が漂ううえ、ロッシーニの『ウィリアム・テル』序曲やワーグナー:ワルキューレの「死の宣告」など他作品からの引用、そして作品冒頭で現れた「Es-As-C-H-A」の音列が最後にチェレスタで何かを象徴するかのように奏でられるなど、様々に秘められたメッセージを感じる作品です。荒々しい高揚感から静かで天上のように美しい室内楽的な部分まで振幅が大きいながらも最後はフッと終わってしまうような作品を、ノセダはそれぞれの素材を効果的に響かせながら導きます。 30年ほどの間を隔てて書かれたまったく性格の異なる交響曲2作を、ノセダがどう解き明かすか、注目です。(輸入元情報)【収録情報】ショスタコーヴィチ:1. 交響曲第15番イ長調 Op.1412. 交響曲第6番ロ短調 Op.54 ロンドン交響楽団 ジャナンドレア・ノセダ(指揮) 録音時期:2019年10月31日(2)、2022年2月6,13日(1) 録音場所:ロンドン 録音方式:ステレオ(DSD/ライヴ) SACD Hybrid CD STEREO/ SACD STEREO/ SACD SURROUNDPowered by HMV
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