ベルナーが歌い上げるバッハの無伴奏チェロ組曲!2021年5月にオーストリアにおけるiTunesのアルバム・チャートで2位にランクインするなど、現在のオーストリアの音楽シーンをリードする大注目のチェリスト、フローリアン・ベルナー。これまで日本ではあまり録音に触れられる機会が多くなく知名度も高くありませんでしたが、今回注目の新譜が登場します。 ベルナーは1973年ウィーンの出身。ウィーン音楽大学でアンジェリカ・メイとアルバン・ベルク四重奏団に師事したのち、イタリアでは世界的名手マリオ・ブルネロにも学びました。1993年にフーゴ・ヴォルフ弦楽四重奏団を結成すると、同世代の弦楽四重奏団の中でも最もエキサイティングな存在として国際的名声を高め、現在も世界を股に掛け活躍しています。 個人としては2007年から2013年まで、クラウディオ・アバドとダニエル・ハーディング指揮のマーラー室内管弦楽団に定期的に客演し、2007/08年にはニーダーエスタライヒ管弦楽団のゲスト・ソロ・チェリストを務めました。ウィーン楽友協会のムジークフェラインザールで行われた「モーツァルト・イヤー」にソリストとして出演したほか、ブレゲンツ音楽祭へのゲスト出演、テレビ東京でベートーヴェンのチェロ・ソナタのドキュメンタリーを制作するなど、多方面で活動を行っています。2016年からはムジークフェラインのアルバン・ベルク・アンサンブルの一員となり、ますますその名声を高めており、アメリカの様々な大学の教壇にも立っています。 今回ベルナーが満を持して世に送り出すチェリストにとっての聖典ともいうべき不朽の名作、バッハの無伴奏チェロ組曲。ベルナーはニコロ・ガリアーノ1819年作の名器の深い音色を存分に引き出し、大きなスケールで情感たっぷりに歌い上げています。 数多の名盤ひしめくバッハの傑作に、一聴に値する新たな定番の登場です。(輸入元情報)【収録情報】J.S.バッハ:● 無伴奏チェロ組曲第2番ニ短調 BWV.1008● 無伴奏チェロ組曲第3番ハ長調 BWV.1009● 無伴奏チェロ組曲第1番ト長調 BWV.1007 フローリアン・ベルナー(チェロ) 録音時期:2020年9月21-29日 録音場所:イタリア、カスタニェート・カルドゥッチ、サン・ロレンツォ教会 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)Powered by HMV