ドイツの若き実力派、ブーランジェ・トリオ『大公』ほかベートーヴェン・アルバムナディア&リリー・ブーランジェ姉妹の名を冠して2006年にハンブルクで結成された、ブーランジェ・トリオの最新アルバムはベートーヴェン。前作「ショスタコーヴィチ&ヴァスクス」もすばらしい内容でしたが、ハイドンからチェルハ、ラルヒャー、細川俊夫といった同時代作品まで幅広くカバーするブーランジェ・トリオは、2007年ノルウェーの第4回トロンハイム国際室内楽コンクール優勝、2008年にはラウヘ賞を授与されたキャリアを実力派アンサンブル。すでにベートーヴェンのピアノ三重奏のレパートリーをすべて網羅しているというだけあって、このジャンル屈指の名曲『大公』のほか、全集企画でもあまり聴く機会のない2作品も万全の仕上がりで、有機的で熱っぽい演奏を繰り広げています。(キングインターナショナル)【収録情報】ベートーヴェン:・カカドゥ変奏曲 ト長調 op.121a・アレグレット 変ロ長調 WoO.39 (1812)・ピアノ三重奏曲第7番変ロ長調 op.97『大公』 ブーランジェ・トリオ カーラ・ハルテンヴァンガー(ピアノ) ビルギト・エルツ(ヴァイオリン) イローナ・キント(チェロ) 録音時期:2012年7月16-19日 録音場所:SWRシュトゥットガルト、カンマームジークシュトゥーディオ 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)Powered by HMV