『ロメオとジュリエット』愛の情景、『フリーメーソンのための葬送音楽』、『未完成』、ベト1(2CD)クレンペラー&ニュー・フィルハーモニア管弦楽団(1968)ベルリオーズ『ロメオとジュリエット』の「愛の情景」というクレンペラー・ファン注目のレパートリーを含むアルバムの登場。 「愛の情景」として知られる『ロメオとジュリエット』の第3楽章は、ワーグナーが絶賛したことでも知られる個性的な美しさを持った音楽で、「静かに澄み切った夜」「音も無く人気も無いキャピュレット家の庭」「キャピュレット家の若者たちが宴の間を出て、舞踏会の音楽を口ずさみながら通る」「愛の情景」という場面を表現しており、クレンペラーはじっくり20分かけて演奏しています。 その他は、『フリーメーソンのための葬送音楽』、『未完成』、『ベートーヴェン第1番』と、クレンペラー得意のレパートリーが並んでおり、1968年時点でのクレンペラーの指揮を味わうことができます。ちなみに3ヶ月後にはウィーン・フィルに客演して数々の名演を披露していたので、この頃のクレンペラーの体調は良かったものと思われます。(HMV)【収録情報】・モーツァルト:フリーメーソンのための葬送音楽 K.477 [06:17]・シューベルト:交響曲第8番ロ短調 D.759『未完成』 [24:16]・ベルリオーズ:劇的交響曲『ロメオとジュリエット』 Op.17〜愛の情景 [20:04]・ベートーヴェン:交響曲第1番ハ長調 op.21 [27:27] ニュー・フィルハーモニア管弦楽団 オットー・クレンペラー(指揮) 録音時期:1968年2月11日 録音場所:ロンドン、ロイヤル・フェスティヴァル・ホール 録音方式:モノラル(ライヴ)Powered by HMV