本書は2025年度(第75回)税理士試験簿記論および財務諸表論対策として、学習の中核となる論点を中心に構成した基礎固めの位置づけのテキストとなります。 税理士試験の会計科目である簿記論と財務諸表論は学習内容の多くが重複していることから、学習方法によっては同一年度に2科目両方に合格することが可能です。 1科目ずつではなく2科目共通の内容をまとめ、同時学習を可能にした本書で効率的に進めていきましょう! ≪本書の特長≫ 1.簿記論・財務諸表論共通の学習内容をまとめているから効率的で進めやすい! 税理士試験の簿記論と財務諸表論は学習内容の約50%が重複しているため、簿記論と財務諸表論を同時に学習できる『簿・財一体型』を採用しております。 2科目を同時に学習できることから、各科目専用の書籍で学習する際に生じる「同じ学習内容なのに別々の書籍に掲載されていて大変……」といった煩わしさがなく、効率的で進めやすい構成となっております。 2.本試験で頻出の重要論点を学習できる! 『基礎導入編』(2024年8月発刊)で学習した内容をもとに、税理士試験で出題頻度の高い重要論点(税効果会計・リース会計・減損会計・退職給付会計・社債・純資産会計・外貨換算会計)を中心に掲載しております。 本試験は様々な項目・論点から総合的に問われますが、基礎導入編・基礎完成編で取り扱う内容をマスターすることで、出題される基礎項目の多くを解答できるように構成しております。 基礎をしっかり固めて、次の学習(応用編)へ向けた準備をしましょう。 3.重要度・図・イラストでメリハリのある学習ができる! 学習テーマごとに重要度を3段階(A・B・C)で示しているため、学習の強弱をつけながら進めることができます。 また、本文では適宜、図やイラストでの補足説明を行っているため、文字だけでは分かりにくい箇所も視覚的に理解できるように構成しております。 4.別売の問題集と同じ章立てだから一緒に使いやすい! 一定の学習が進んだところで、本書の各Chapterに完全対応した『税理士試験問題集簿記論・財務諸表論2基礎完成編【2025年度版】』(2024年9月発刊)にある問題番号を指示しております。 教科書で理解した内容を問題集で問題を解くことによって知識が定着するため、交互に学習することをお勧めいたします。 ◆旧版(2024年度版)からの改訂について◆ 本書は2024年4月時点の会計基準等に基づいて作成しており、また最新の出題傾向に応じた本文の加筆・修正を行っております。 2025年度の税理士試験(簿記論・財務諸表論)対策として、本書のご利用をお勧めしております。