『私的演奏協会の音楽』第7弾。レーガーのヴァイオリン協奏曲を小編成で!シェーンベルクが1918年に設立し、自身と同時代の作曲家の交響曲や管弦楽曲などを室内楽編成に編曲し演奏していた「私的演奏協会」。その会員制演奏会は、最終的には計113回も開かれたということです。「Et'cetera」レーベルが推し進める『私的演奏協会の音楽』は、シェーンベルク・アンサンブルを創設し、シェーンベルク・クヮルテットのヴィオリストとして数多くの録音に参加した新ウィーン楽派のスペシャリスト、ヘンク・グイタルトと、グイタルトによるアンサンブル・プロジェクト「グルッポ・モンテベロ」によって、シェーンベルクの仲間や弟子たち、あるいはグイタルト自身が新たにアレンジした様々な室内楽編曲を取り上げ、「私的演奏協会」の世界を現代に再現するという人気シリーズです。 第7弾で取り上げるのは前作に収録された『ロマンティックな組曲』に続き、シェーンベルクお気に入りの作曲家で私的演奏協会でも特に多く演奏されたレーガー。今回は中でもきわめて重厚で長大なヴァイオリン協奏曲を室内アンサンブル・ヴァージョンでお届けします。この作品はシェーンベルクの弟子であったルドルフ・コーリッシュも小編成用にアレンジしており、その楽譜を用いた録音も存在していますが、ここではグイタルト自身がアレンジした新しい室内アンサンブル版で演奏されています。 アルバムの冒頭にはブゾーニが母の死を悼んで自身の歌曲をアレンジした『悲歌的子守歌』を収録。こちらもグイタルトのアレンジによる室内アンサンブル版です。(輸入元情報)【収録情報】1. ブゾーニ:悲歌的子守歌 Op.42(グイタルト編、室内アンサンブル版)2. レーガー:ヴァイオリン協奏曲イ長調 Op.101(グイタルト編、室内アンサンブル版) クリスチャン・ヴィンター(ヴァイオリン:2) グルッポ・モンテベロ ヘンク・グイタルト(指揮) 録音方式:ステレオ(デジタル)Powered by HMV