1901年製のスタインウェイと、ロンベルガーの陰影ある声の融合マーラーの歌曲はロマン派の時代を象徴的に表すものとして評価されています。この中には抑えきれない憧れ、切ない悲しみ、熱烈な欲望・・・これらが嫋々たる響きと共に吐露されていくのです。『さすらう若者の歌』は交響曲第1番と密接な関連を持ち、マーラー自身の悲恋に触発されて書かれたとされる4曲の連作歌曲。かたや1901年以降に書かれた『リュッケルト歌曲集』と『亡き子をしのぶ歌』はどちらもフリードリヒ・リュッケルトの詩に基づいて書かれた曲。『亡き子』を書いてすぐに自身の次女を失ったマーラーにとっては皮肉な作品となってしまったことでも知られています。 オーケストラ伴奏で歌われることの多い歌曲ですが、このアルバムでは、ピアノ伴奏を選択。1901年製のスタインウェイ「Manfred Burki」を用いた美しい音色と、ロンベルガーの陰影ある声が融合し、素晴らしいマーラーを堪能できます。(輸入元情報)【収録情報】マーラー:● リュッケルトによる5つの詩● さすらう若者の歌● 亡き子をしのぶ歌 ゲルヒルト・ロンベルガー(メゾ・ソプラノ) アルフレッド・パール(ピアノ) 録音時期:2016年 録音方式:ステレオ(デジタル) SACD Hybrid CD STEREO/ SACD STEREO/ SACD SURROUNDPowered by HMV