男の子でも、女の子でもない。ただの自分でありたい。これは自由を願う、あなたのものがたり。そして、みんなのものがたり。「うまはヒヒーンの馬じゃない。くまや雲と、おなじ音をもった、うまです」自らを、うまと名乗る主人公が、学校にうずまくいびつさを、こっそり見つめていくものがたり。やがて教室には、ふしぎな事件が起こります。■小説家・松田青子さん推薦■大切にしたいし、大切にされたい。きらきら光る気持ちが詰まった、宝箱のようなおはなしです。 ■出版社からのコメント■世界をいろいろにしてくれてありがとう。主人公・うまの目線を通して描かれる、子どもたちの世界。大人たちの様子。そして学校という場所。そこに浮きあがるのは、わたしたちが生きる社会のかたち、そのもの、かもしれません。■もくじ■うまのことおさかなのばかいやいやえんそくかあさんのれきしうちゅう人っているんでしょうか女の子たちのいるところとぶ教室うまのぼうけんみんなのこと