1966年のデビュー以来、常にジャズ・シーンの最前線で活躍するピアニスト：スティーヴ・キューン。カーラ・ブレイ・バンドの名物ベーシスト：スティーヴ・スワロウ。ECMを代表するドラマー、ジョーイ・バロンによるトリオ新作。収録曲の多くはキューンの2004年のストリングス作品『Promises Kept』収録の「Promises Kept」、「Adagio」、「Morning Dew」、「Pastorale」などをシンプルなトリオ・アレンジでプレイしたものだが、それ以外にも「A Likely Story」、スワロウ作の「Good Looking Rookie」といったハードバップ、カーラ・ブレイのレパートリー「Permanent Wave」のカヴァー、ブラジル調「Romance」などヴァラエティに富んだ楽曲が並ぶ。スワロウとキューンのコラボはすでに半世紀を超えているだけに、その息の合い方は神業の様。中でもオープニング曲「Chalet」ではソロとサブをこの2人が絶妙に入れ替わりながら展開する妙技が堪能できる。ジョーイ・バロンとキューンのコラボも20年間にわたるものだが、スワロウを含む三者でプレイするのは本作が初。奇跡の共演の実現である。Steve Kuhn (p)Steve Swallow (b)Joey Baron (ds)Disc11 : Chalet2 : Adagio3 : Morning Dew4 : Romance5 : Permanent Wave6 : A Likely Story7 : Pastorale8 : Wisteria9 : Dark Glasses10 : Promises Kept11 : Good Lookin' Rookie Powered by HMV