1:はじめに 2:■第1章 音楽療法の現場の風景 3:1.「自閉症スペクトラム症」の子どもへの個人音楽療法 4:2.知的発達症の子どもへのグループ音楽療法 5:コラム・1 音楽療法士という、幸福な「重症の仕事中毒患者」 6:■第2章 音楽療法とは 7:1.これは音楽療法か? 8:2.カジュアルな音楽療法、フォーマルな音楽療法 9:3.フォーマルな音楽療法の条件 10:コラム・2 「音楽療法」と「音楽教育」との違い 11:■第3章 聴く音楽療法、する音楽療法 12:1.聴く音楽療法(受動的音楽療法、聴取による音楽療法) 13:2.する音楽療法(能動的音楽療法) 14:3.音楽療法実践の流れ 15:コラム・3 即興的音楽療法を受けた経験から 16:■第4章 音楽療法に「効果」はあるか? 17:1.何を効果と呼ぶか 18:2.どうやって効果を確かめるか 19:3.数量化できるもの、数量化できないもの 20:4.それが「音楽の効果」と言い切れるか 21:5.音楽療法の「有効性」と「意味」 22:コラム・4 音楽療法の「エビデンス」 23:■第5章 音楽療法の歴史 24:1.古代における音楽と癒し 25:2.神話・歴史的エピソードに見る音楽と癒し 26:3.近代的音楽療法のはじまりー米国での音楽療法の発展 27:4.日本における近代音楽療法の歴史 28:5.音楽療法ー古くて新しい「癒し」の方法 29:コラム・5 伝統的癒しと音楽療法の違い 30:■第6章 音・音楽・心・身体 31:1.音とは何か? 32:2.音を聴く 33:3.音と音楽 34:4.音楽と感情 35:コラム・6 「パラドックス(逆説)」と向き合う音楽療法 36:■第7章 音楽療法のさまざまなアプローチ 37:1.からだへのアプローチ 38:2.こころへのアプローチ 39:3.社会へのアプローチ 40:4.その他のアプローチ 41:5.折衷主義 42:コラム・7 何が音楽療法であり、何がそうでないか? 43:■第8章 「スペクトラム(連続体)」としての音楽療法 44:1.「音楽療法とは何か」についての多様な見解 45:2.カテゴリー(範疇)とスペクトラム(連続体) 46:3.音楽療法における「音楽」 47:4.スペクトラムとしての音楽療法 48:5.「音楽療法士資格」をどのようなものとして位置づけるか 49:6.連続体の中を生きる音楽療法士 50:コラム・8 「アイデンティティが曖昧」というアイデンティティ 51:■第9章 音楽療法が問いかけること 52:1.音楽療法発展の2つの方向 53:2.音楽療法の現場から、音楽について考える 54:3.音楽とは、音楽的とは、何か? 55:4.音楽から「生き方」を学ぶ 56:6.音楽療法から、「個人の健康」と「社会の健康」を考える 57:■音楽療法基本用語集