正解ならば得点、不正解ならば0点。合格の決め手となる「選択問題」の解き方のルールを、第一志望校合格率95%超のカリスマ先生が詳しく解説。みなさんは「選択問題」の解き方を知っていますか?もしかして、「自分の感覚」で解いていませんか?例えば、設問で指定されている本文中の傍線部だけをサラッと見て、すぐに解き始めてしまう受験生は多いのですが、実は「傍線部を含む一文の内容をきちんと把握する」ということなしに正解を得ることは難しいのです。残り2つまでは絞れてたのに、最終的に間違えてしまうようなケースは、解き方の基本を押さえず、「自分の感覚」を頼りに取捨選択をしていることに原因があるのではないかと思われます。そこで、「選択問題」に自信のない人や自分の感覚で解いてきた人を対象に、解き方の基本を身につけていただくことを目指したのが本書です。本文から「答えの手がかり」を見つけ、その「根拠」をもとに論理的に選択肢を選ぶという「基本的なきまりごと」を丁寧に解説しました。さらに、問題文を「説明的文章」と「文学的文章」の2つのタイプに分け、それぞれのタイプごとに読み方、解き方のポイントを説明したので、あらゆる問題文に対応できる基礎が身につきます。主に中学生(高校受験生)に使用していただくことを想定しておりますが、国語の入試問題においては、どの学年であっても文章の読み方、問題の解き方の基本は共通であるため、今から解き方をマスターしたいという中学受験生や、これまで基本を習ったことがなかったという高校生にも活用していただける内容にしたつもりです。正解かどうか微妙だなと思える選択肢を前にしたとき、自分の感覚ではなく、解き方の基本を踏まえ、本文中から「答えの手がかり」を探し出して論理的に選び抜くプロセスを、ぜひ本書で学んでください。