大変魅力的なフランスの隠れたフルート曲！ ガブリエル・グロヴレーズ（1879 -1944）はパリ音楽院でフォーレ等に学んだ作曲家で、後にフォーレから音楽院院長を継承しました。管楽器のための作品がよく知られており、このフルートのための小品は1927年にパリ音楽院の試験課題曲として書かれ、当時の教授、名手ゴーベールに献呈されています。フルートらしい流麗で幅広い音域によるロマンティックな前半と活発で軽快な後半のスケルツォから成る大変魅力的な曲です。フルート演奏家の下払桐子氏が、作品が広く演奏されることを願って校訂しています。パート譜とピアノスコアのセットです。