16〜18世紀の作曲家によるモテット、カンタータ集神との対話「祈り」の曲の数々信心深い魂と神との対話である「祈り」。自らの罪の許しと神の加護を求める普遍的な「祈り」は、古くから作曲家たちにとって創作の源でもありました。旧約聖書の詩篇におさめられた数々の祈りは作曲家に音楽的なインスピレーションを与え、沢山の声楽作品が生み出されました。 このCDに収録されている曲もそのような「祈り」がテーマとなった作品です。モンテヴェルディからテレマンまで、16世紀から18世紀にかけての7人の作曲家のモテット、カンタータに加えて、オルガンや弦楽合奏の器楽曲が収められています。 ブルーンスの『君のあふれる涙をおさえ』は、死を恐れる人間に永遠の魂の命を約束し、死へ向きあう勇気を与える内容のテキスト。ソロと合唱が交互に現れる形式のこの曲の最後には、バッハの教会カンタータ『キリストは死の縄目につながれたり』が引用され、キリストの復活が暗示されます。 古楽演奏に定評のあるル・コンセール・エトランジェとイタイ・ジェドランによる、音楽による祈りが詰まったCD。敬虔な気持ちになること間違いなしです。(キングインターナショナル)【収録情報】● テレマン:詩篇6番『ああ主よ、あなたの怒りで私を裁かないでください』● シャイデマン:『私を憐れんで下さい、おお主なる神よ』第一節● ハンマーシュミット:詩篇51番『私を憐れんで下さい、おお主なる神よ』● シャイデマン:『私を憐れんで下さい、おお主なる神よ』第二節● ハンマーシュミット:5声のパヴァーヌ第1番● ハンマーシュミット:『おお神よ、なぜあなたはお忘れになったのですか』● ローゼンミュラー:シンフォニア第11番● ハンマーシュミット:詩篇13番『主よ、いかに永くわれを忘れたまいしや』● シャイデマン:前奏曲ニ長調● ハンマーシュミット:『いかなる救いもなく』● モンテヴェルディ:シンフォニア● シャイト:『エフライムは我が最愛の子であろうか』● シャイト:『何ゆえに悲しむや、わが心よ』による7つの変奏● ブルーンス:『君のあふれる涙をおさえ』● ハンマーシュミット:『わたしの救い主の腕の中で』 ル・コンセール・エトランジェ アンネ=マリー・ブロンデル(オルガン) イタイ・ジェドラン(指揮) 録音時期:2015年6月16-19日 録音方式:ステレオ(デジタル)Powered by HMV