ウェーバー:クラリネット協奏曲集名手ポール・メイエ、24年ぶりの再録音!クラリネット協奏曲ジャンルの名作として知られるウェーバーのクラリネット協奏曲は、ミュンヘンの宮廷管弦楽団に所属するクラリネットの名手、ハインリヒ・ヨーゼフ・ベールマンと知り合ったことで生み出されました。 出会いは1811年のことで、ベールマンの演奏を聴いて感激したウェーバーに、ベールマンが作曲を依頼し、3月中旬から2週間で書き上げられたのが「クラリネット小協奏曲」でした。作品は完成の3日後、4月5日に初演されますが、コンサートに臨席していたバイエルン国王マクシミリアン1世がこの小協奏曲を気に入り、ウェーバーに2曲のクラリネット協奏曲の作曲を要請することになります。 ウェーバーは第1番へ短調を4月から5月の2ヶ月間で書き上げ6月に初演、翌7月には第2番も完成し11月に初演という素早い展開でしたが、モーツァルトの名作を研究し尽くしていたとされるだけあって、作品の完成度はとても高く、クラリネットの名人芸が存分に発揮された華やかなものとなっています。 フランスのクラリネット奏者ポール・メイエはこのウェーバーの3つのクラリネット協奏曲をギュンター・ヘルビッヒ指揮ロイヤル・フィルとの共演で1991年に録音し、高い評価を受けていましたが、今回の新録音では、近年の指揮者としての本格的な活動経験を活かしてメイエ自身が指揮を兼ね、共演多数のローザンヌ室内管弦楽団を自由に操る一方、技巧的に困難な箇所も魅力的に吹ききり、変幻自在な音楽を生み出しています。(HMV)【収録情報】ウェーバー:● クラリネット協奏曲第1番ヘ短調● クラリネット協奏曲第2番変ホ長調● クラリネット小協奏曲ハ短調 ポール・メイエ(クラリネット、指揮) ローザンヌ室内管弦楽団 録音時期:2015年 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション) SACD Hybrid CD STEREO/ SACD STEREO/ SACD SURROUNDDisc11 : Concerto for Clarinet and Orchestra Wev N.11 in F minor: Allegro2 : Adagio Ma Non Troppo3 : Rondo. Allegretto4 : Concerto for Clarinet and Orchestra Wev N.13 in E Flat Major: Allegro5 : Romanza. Andante6 : Alla Polacca7 : Concertino for Clarinet and Orchestra Wev N.10 Adagio Ma Non Troppo ? Andante ? AllegroPowered by HMV