色彩感覚と洗練された都市風景を描いた、日本独自のポップス。その源流となる、稀代のシンガーの素顔に迫る。時代を超えて愛されるこのアーティストと作品は、どのように誕生したのか? 大滝と同時代を疾走した盟友、関係者の証言をもとに、この希代のシンガーのこだわりと素顔を追う。またその魂を継承し、音楽シーンを盛り上げる才能にも注目。語り継ぐべき私たちの文化遺産を、いまこそ聴き尽くそう。『大滝詠一 NOVELTY SONG BOOK /NIAGARA ONDO BOOK』&アナログ盤『大瀧詠一 乗合馬車 (Omnibus) 50th Anniversary Edition』発売を記念して、大反響のPen「大滝詠一に恋をして。」(2021年4月1日号)を増補・アップデートの完全保存版!!大滝詠一と2つの新譜。 才気迸る、新作ノベルティ作品集とレア音源。1stソロが、50周年記念盤として新たに登場。ナイアガラ作品の未配新曲が、待望のサブスク解禁へ。大滝詠一の生涯を振り返る。松本隆インタビュー 『ロンバケ』はなにかのド中心を突いた、そんな作品だと思う。<年表>65年の生涯にたどる、常識破りな男の足跡。変名・別名を使い分けながら、多種多彩な活動を繰り広げた。大滝詠一の印象深いアルバムたち。印象的なイラストが決定づけた名作の世界観。8枚のアルバムに収めた、全89曲を完全解説。<特別寄稿> 曽我部恵一 “ 永遠の夏”は、一枚の絵から始まった。大滝詠一のサウンドの原点。のちに発見された、創作の源泉を本邦初公開。大滝ミュージックの源流となった、12の原体験。残された言葉に見る、こだわりのエッセンス専門家も唸る、『ロンバケ』リマスターの変遷。テレビが伝えた、ナイアガラ・サウンドの魅力。ソロ作限定でセレクト! 私の好きなベスト3プロデューサー大滝詠一の魅力。松田聖子インタビュー 松田聖子が今語る、幻のコラボ曲への想い。提供曲、プロデュース作品を一挙に紹介!大滝詠一とはっぴいえんど4人の才能が開花した、はっぴいえんどの時代。鈴木茂インタビュー 大滝詠一と共に過ごした、ロック黎明期の記憶。写真家が捉えた、「日本語ロック」誕生の現場。細野晴臣インタビュー 認め合う音楽家の関係は、最後まで続いた。大滝詠一への愛を語れ!6人の証言者が明かす、知られざるエピソード大滝詠一が影響を与えた、次世代たち。<年表>再び脚光を浴びる、アーバンサウンド40年史。注目ミュージシャンが語る、世代を超えた影響。現代のシティポップを担う、煌めく才能たち。