ついに完結編登場!サヴァールによるベートーヴェン交響曲6番〜第9番音楽史を生きてきたサヴァールが導き出したこたえベートーヴェンの第1番〜第5番から約1年。ついに完結編となる第6番〜第9番の登場。2019年6月から始まった、サヴァールによるベートーヴェン交響曲ツィクルスの演奏会と連動したこの録音プロジェクトも、ついに完結となります。ベートーヴェンにつづいては、シューベルトが予定されているとのこと。サヴァールの探求心と音楽世界は、とどまるところを知りません! ピリオド楽器のベートーヴェン交響曲も今となっては珍しくはなくなってきましたが、あらためてコンセール・デ・ナシオンの面々が奏でる、ピリオド楽器の音色の独特の風合いが際立っていることは特筆に値するといえるでしょう。『田園』でも管楽器の表現が「嵐」での管楽器やティンパニの響きが非常に素晴らしい! 第7番での弦楽器の軽やかながらも推進力のある表現も見事。そしてなんといっても第九! 終楽章でも器楽が奏でるひとつひとつのパッセージが細部まで高精度で浮かびあがりながら、全体として美しくひとつの響きとなっています。声楽陣も器楽の響きと同様柔らかく、精緻なアンサンブルとバランスで聴かせます。 「音楽史」を生きてきたともいえるサヴァールと奏者たちが導き出したひとつのベートーヴェン像への答えともいえる演奏。大注目です!(輸入元情報)■関連情報連載 許光俊の言いたい放題第296回 『サヴァール第9』「...本当に生々しい演奏だ。絶叫だ。合唱が歌うひとことひとことの意味が、強い願いや必死の祈りが、脳みそに突き刺さってくるのには仰天した。...」【収録情報】ベートーヴェン:交響曲第6番〜第9番Disc11. 交響曲第6番ヘ長調 Op.68『田園』(42:06)Disc22. 交響曲第7番イ長調 Op.92(39:12)3. 交響曲第8番ヘ長調 Op.93(24:51)4. 交響曲第9番ニ短調 Op.125『合唱』(63:58)【第9番のソリスト、コーラス】 サラ・グジ(ソプラノ) ライラ・サロメ・フィッシャー(アルト) ミン・ジ・レイ(テノール) マヌエル・ヴァルサー(バス) ラ・カペラ・ナシオナル・デ・カタルーニャ ル・コンセール・デ・ナシオン(コンサート・マスター:ヤコブ・レーマン) ジョルディ・サヴァール(指揮) 録音時期:2020年7月18-21日(1,2)、10月10,11日(3)、2021年9月30日〜10月1日(4) 録音場所:カタルーニャ自治州バルセロナ県カルドナ城聖ビチェンス参事会教会(1,2,4)、ヴロツワフ、国立音楽フォーラム(3) 録音方式:ステレオ(デジタル) SACD Hybrid CD STEREO/ SACD STEREO/ SACD SURROUNDPowered by HMV