大好評の新マスタリング・シリーズ「カール・リヒター・エディション」名手ニコレを迎えた管弦楽組曲、音楽の捧げ物第1回目のブランデンブルク協奏曲、オルガン曲J.S.バッハの権威カール・リヒターがドイツ・グラモフォンに遺した代表的録音『マタイ受難曲』(PH12008)、『ミサ曲ロ短調』(PH13034)に、「Profil」のライヴ復刻でおなじみの名人ホルガー・ジードラーが入念なリマスタリングを施して大好評のシリーズに、器楽曲篇があらたに加わります。 「カール・リヒター・エディション」と題するCD6枚組では、名手ニコレを迎えた『管弦楽組曲全曲』に『音楽の捧げ物』といった、前回までの宗教作品同様に同曲のベストにも挙げられる、もはや説明不要のスタンダードがしっかりと押さえてあるのは当然として、リヒター第1回目の『ブランデンブルク協奏曲全曲』録音や、ミュラーら複数の奏者との共演も魅力の『チェンバロ協奏曲集』、さらにはジュネーヴとオットーボイレンにおける『オルガン・リサイタル』という具合に、テルデック(テレフンケン)とデッカの音源から広く選ばれており、この時期特有ともいえる強烈な表現意欲が漲る演奏スタイルや、それぞれのレーベルのサウンド・カラーのちがいも興味深いところです。 「リマスタリングが大成功!」「過去最高の仕上がり!」と、絶大なる支持をいただいている前2作とともに、当セットもまた、リヒターの高潔で折り目正しい音楽を愛してやまない方々にとって、かけがいのない宝物となりましょう。 ブックレットは各曲のトラックリストおよび演奏家のみの記載となります。(キングインターナショナル)【収録情報】『カール・リヒター・エディション/J.S.バッハ:器楽曲篇』Disc1 [56:34]・ブランデンブルク協奏曲第1番ヘ長調 BWV.1046・ブランデンブルク協奏曲第2番ヘ長調 BWV.1047・ブランデンブルク協奏曲第5番ニ長調 BWV.1050 カール・リヒター室内管弦楽団 カール・リヒター(指揮) 録音:1956年、1957年(セッション・ステレオ/テルデック原盤)Disc2 [64:26]・ブランデンブルク協奏曲第3番ト長調 BWV.1048・ブランデンブルク協奏曲第4番ト長調 BWV.1049・ブランデンブルク協奏曲第6番変ロ長調 BWV.1051 カール・リヒター室内管弦楽団 カール・リヒター(指揮) 録音:1956年、1957年(セッション・ステレオ/テルデック原盤)・トッカータとフーガ ニ短調 BWV.538 カール・リヒター(オルガン:オットーボイレン、バシリカ教会、Marienorgel) 収録:1954年(セッション・モノラル/テルデック原盤)Disc3 [70:23]・管弦楽組曲第1番ハ長調 BWV.1066・管弦楽組曲第2番ロ短調 BWV.1067・管弦楽組曲第4番ニ長調 BWV.1069 オーレル・ニコレ(フルート) ミュンヘン・バッハ管弦楽団 カール・リヒター(指揮) 録音:1960年6月、1961年6月、ミュンヘン(セッション・ステレオ/DG原盤)Disc4 [70:55]・管弦楽組曲第3番ニ長調 BWV.1068 ミュンヘン・バッハ管弦楽団 カール・リヒター(指揮) 録音:1960年6月、1961年6月、ミュンヘン(セッション・ステレオ/DG原盤)・音楽の捧げ物 BWV.1069 オーレル・ニコレ(フルート) オットー・ビュヒナー、クルト・グントナー(ヴァイオリン) ジークフリート・マイネッケ(ヴィオラ) フリッツ・キスカルト(チェロ) ヘトヴィヒ・ビルグラム(チェンバロ) カール・リヒター(指揮とチェンバロ) 録音:1963年1月、ミュンヘン(セッション・ステレオ/DG原盤)Disc5 [72:57]・チェンバロ協奏曲第1番ニ短調 BWV.1052・2台のチェンバロのための協奏曲第2番ハ長調 BWV.1061・3台のチェンバロのための協奏曲第2番ハ長調 BWV.1064・4台のチェンバロのための協奏曲イ短調 BWV.1065 エドゥアルト・ミュラー(チェンバロ) ゲルハルト・エッシュバッハー(チェンバロ) ハイPowered by HMV