1969年発表の名作3rdアルバム! 本作はニュー・ウェーヴ以降のギター・バンド達に好まれ、多大な影響を誇った事から、特にその価値が高まった。1stがアートっぽいバンドの顔、2ndは前衛色(ジョン・ケイル的)が全面に出たと言えるなら、本作はひたすら甘美な退廃メロディーがリスナーを優しく誘う、という趣き。果実が朽ち果てていく前、甘い匂いを放つかの如き穏やかさを持ったメロディM1や代表曲M4の圧倒的ユルさ、起伏後のアカペラ風コーラスが美しいM5などが象徴的。M2はソロ以降も演奏するルー・リードの代表曲。その波動を起こすようなギター・カッティングはフィーリーズやニュー・オーダー、そこにシックとの共通項を見出したオレンジ・ジュースほか、ヴェルヴェッツ・チルドレンに多大な影響を与える事になる。モーリン・タッカーが可憐なヴォーカルを聴かせるクロージング・ナンバーM10はREMがステージに幕を下ろす際によく使った曲。Disc11 : Candy Says2 : What Goes On3 : Some Kinda Love4 : Pale Blue Eyes5 : Jesus6 : Beginning to See the Light7 : I'm Set Free8 : That's the Story of My Life9 : Murder Mystery, The10 : After Hours - (live)Powered by HMV