ーー局面は変わった。帝国と皇庁の戦争は、イリーティアという世界の敵の登場でかつてない混乱を迎えることになる。仮面卿の仇を取る為イスカへと降伏したキッシングと、同じく行動を共にするアリス達は、更なる真実を求め星霊の聖域に足を踏み入れる。そこで彼らは星剣の役目、星の奥に潜む災厄、そして星霊使いに訪れる残酷な未来を知ることになり……。一方、星の中枢を目指すミゼルヒビィ達にも魔女の凶行が迫る。『親愛なる太陽まで手に掛ける、なんて心苦しいことかしら』魔女の奏でる旋律は、遍く世界に響き渡りーー。細音啓が放つ大人気ファンタジー、災禍と踊る第13巻。