音階を弾いても感動させてしまうような魔術を秘めたピアニスト、スドビンによるベートーヴェンの第3番とスドビン自身によるカデンツァを披露したモーツァルト第24番2つのハ短調のピアノ協奏曲SACDハイブリッド盤。日本でも名実ともに人気のピアニスト、エフゲニー・スドビンの最新録音は、ヴァンスカ&ミネソタ管とのベートーヴェンのピアノ協奏曲第3番とモーツァルトのピアノ協奏曲第24番、いずれもハ短調の作品です。 ベートーヴェンの交響曲シリーズを完成させたヴァンスカとミネソタ管はスドビンとのピアノ協奏曲全集のプロジェクトも開始しており、これまで第4番と第5番『皇帝』をおさめたアルバム(BISSA1758)をリリースしております。今回は第3番。言わずもがなの名演でスドビンの一切ぶれることのない圧倒的なテクニックと煌めくようなタッチは一度聴いたら忘れられません。ベートーヴェンのカデンツァでは超人的なテクニックと色彩豊かな演奏を聴かせてくれます。また第2楽章の歌心に魅了され、第3楽章の切れ味よい演奏は爽快の一言です。スドビンの演奏はヴァンスカの効果的なティンパニや輪郭のはっきりとした歯切れのよい解釈と非常にマッチした演奏です。 カップリングはモーツァルトの第24番。レパートリーの広いスドビンですが、モーツァルトも得意な作曲者の一人です。この作品ではスドビン自身のカデンツァを披露。随所に技巧を散りばめた非常に情熱的で雄大作品に仕上げております。音階を弾いても感動させてしまうような魔術を秘めたピアニスト、スドビンにしか表現のできない唯一無二のモーツァルトです。(キングインターナショナル)【収録情報】1. モーツァルト:ピアノ協奏曲第24番ハ短調 K.491(カデンツァ:エフゲニー・スドビン)2. ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第3番ハ短調 Op.37 エフゲニー・スドビン(ピアノ) ミネソタ管弦楽団 オスモ・ヴァンスカ(指揮) 録音時期:2011年6月(2) 2012年5月、6月(1) 録音場所:ミネアポリス、オーケストラ・ホール 録音方式:ステレオ(デジタル) SACD Hybrid CD STEREO/ SACD STEREO/ SACD 5.0 SURROUNDPowered by HMV