級友との再会。もたらすはともに歩く未来か、復讐者の蹂躙か。「ハズレ枠」と称されたスキルを駆使し、第六騎兵隊を打倒した三森灯河。窮地を脱した最果ての国はミラ帝国と同盟を結ぶことになり、代表としてムニンと灯河たちが帝国へ赴くことに。だがそこへ、狂美帝を亡き者にせんとする抹殺部隊が女神ヴィシスにより送り込まれた。それは、はるか昔に帝国を追われた追放帝ゼーラと、かつて灯河を見捨てたクラスメイトのひとり小山田翔吾。袂を分かった級友。その再会を皮切りとし、蠅王の蹂躙がーー開始される。「よお、小山田。ずいぶん、やってくれたらしいな」かつて空気モブだったE級勇者が、絶対最強へと至る逆襲譚第9幕。