「友情のハーモニー」…仲間との音楽作りが刻まれた50年の録音史。CD51枚組ボックス・セットソ連出身で後にイギリス、そしてアイスランドに移住してピアニスト、指揮者として活躍したヴラディーミル・アシュケナージ。今回はピアニストとしてデッカに録音した室内楽と歌曲がすべてまとめられたCD51枚組ボックス・セットが発売されます。限定盤。 ピアニストのマルコム・フレイジャーとのモーツァルトとシューマンの録音(1964年、ロンドン)から始まり、チェロ奏者キャサリン・ヒューギルとの最後の録音(2016年、オーストラリア)まで、その期間は半世紀に及んでいます。ヴァイオリニストのイツァーク・パールマンとイダ・ヘンデル、チェロ奏者のリン・ハレルといった名演奏家を中心に、バリー・タックウェル、フランクリン・コーエン、アンドレ・プレヴィンなどの楽壇の仲間、息子のディミトリ(クラリネット奏者)とヴォフカ(ピアニスト)たちとともに行ってきた音楽作りの集大成です。 モーツァルトからシマノフスキまで幅広い作曲家の作品を手がけていますが、特にベートーヴェン(ヴァイオリンとチェロのソナタ、ピアノ三重奏曲、ピアノ五重奏曲)とブラームス(ヴァイオリン、クラリネットとチェロのソナタ、ピアノ五重奏曲、ホルン三重奏曲)の室内音楽の充実したラインナップが目立ちます。また、歌手たちとの共演も多く収録されています。アシュケナージがその芸術性を称えたスウェーデンのソプラノ歌手エリーザベト・ゼーダーシュトレームを始め、バーバラ・ボニー、ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ、マティアス・ゲルネ、ジョン・シャーリー=カークとの歌曲の録音が集められています。 オリジナル・ジャケット仕様。全体の索引とアシュケナージの友人でもあるプロデューサーのジェレミー・ヘイズ氏によるライナーノーツ付き(欧文)。貴重な美しい写真も多数掲載されています。「…衝撃を受けるほど喜びに満ち溢れている…音楽作りを楽しんでいる証拠であり、友情でハーモニーが作られていることの証明である」〜タイム誌(輸入元情報)【収録情報】Disc11. モーツァルト:2台のピアノのためのソナタ ニ長調 K.4482. シューマン:2台のピアノ、2つのチェロとホルンのためのアンダンテと変奏曲3. シューマン:カノン形式による練習曲変イ長調 Op.56-4 ヴラディーミル・アシュケナージ(ピアノ) マルコム・フレイジャー(ピアノ) アマリリス・フレミング、テレンス・ワイル(チェロ:2) バリー・タックウェル(ホルン:2) 録音:1964年2月、ロンドンDisc21. モーツァルト:ピアノ五重奏曲変ホ長調 K.4522. ベートーヴェン:ピアノ五重奏曲変ホ長調 Op.16 ヴラディーミル・アシュケナージ(ピアノ) ロンドン管楽合奏団 録音:1966年3月、ロンドンDisc3ベートーヴェン:1. ヴァイオリン・ソナタ第1番ニ長調 Op.12-12. ヴァイオリン・ソナタ第10番ト長調 Op.96 イツァーク・パールマン(ヴァイオリン) ヴラディーミル・アシュケナージ(ピアノ) 録音:1975年8月(1)、11月(2)、ロンドンDisc4ベートーヴェン:1. ヴァイオリン・ソナタ第2番イ長調 Op.12-22. ヴァイオリン・ソナタ第9番イ長調 Op.47『クロイツェル』 イツァーク・パールマン(ヴァイオリン) ヴラディーミル・アシュケナージ(ピアノ) 録音:1973年10月、ロンドンDisc5ベートーヴェン:1. ヴァイオリン・ソナタ第3番変ホ長調 Op.12-32. ヴァイオリン・ソナタ第8番ト長調 Op.30-3 イツァーク・パールマン(ヴァイオリン) ヴラディーミル・アシュケナージ(ピアノ) 録音:1975年8月、ロンドンDisc6ベートーヴェン:1. ヴァイオリン・ソナタ第4番イ短調 Op.232. ヴァイオリン・ソナタ第5番ヘ長調 Op.24『春』 イツァーク・パールマン(ヴァイオリン) ヴラディーミル・アシュケナージ(ピアノ) 録音:1974年5月(1)、6月(2)、ロンドンDisc7ベートーヴェン:1. ヴァイオリン・ソナタ第6番イ長調 Op.30-12. ヴァPowered by HMV