大学生の北野睦月が成人式へ出るため関西の実家に帰省すると、前日に突然事故死した元カレ・早瀬光輝から宅配便が届いた。彼とは高校卒業時に本意ではない別れ方をして以来会っていない。動揺しつつ箱を開けると、中には金平糖が七粒入ったビンと、「一日一粒、食べて。食べ終わったら、約束の場所に来て欲しい。」と書かれた手紙が入っていた。手紙にあった“約束”を思い出せないまま睦月が金平糖を食べると、二人の出会った日に戻っていて……?金平糖の奇跡の謎と、二人の約束が明らかになるとき涙が溢れて止まらない、感動の青春ラブストーリー。■著者プロフィール松崎真帆(まつさき・まほ)大阪在住。好きなことは書くこと、飲むこと、食べること。広告制作会社に勤務しながら、小説を執筆。「溺れる獣と甘い罠」(主婦の友社)でデビュー。エブリスタにて活動中。