アニヤ・ハルテロスの多面的な音楽的感性による、理想的でロマンティックな歌唱後期ロマン派の時代に生まれたオーケストラ伴奏つきの歌曲の中でもとりわけ美しく、人々を魅了する3つの歌曲集。歌劇『トリスタンとイゾルデ』と並行して作曲されたワーグナーの『ヴェーゼンドンク歌曲集』に横溢する濃厚なロマンティシズム。その雰囲気を引き継いたピアノ伴奏版の歌曲を更に精緻なハーモニーを持つオーケストラ伴奏版に変容させたベルクの『7つの初期の歌』、そしてマーラーの中期の傑作『リュッケルトの詩による5つの歌曲』。これらを歌いこなすには、連綿たる感情の発露が必要なだけではなく、厚みのあるオーケストラの響きを軽々と越えていく声の強靭さを持ち合わせていなくてはいけません。もちろん、批評家、聴衆から称賛されているアニヤ・ハルテロスはこの条件をやすやすとクリアしています。甘美な音色との融合を聴かせたゲルギエフが織りなす芳醇なオーケストラの響きをバックに、多彩な表現と清冽な美しい声で3つの歌曲集を歌いこなしています。(輸入元情報)【収録情報】1. ワーグナー:ヴェーゼンドンク歌曲集2. ベルク:7つの初期の歌曲3. マーラー:リュッケルトの詩による5つの歌曲 アニヤ・ハルテロス(ソプラノ) ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団 ワレリー・ゲルギエフ(指揮) 録音時期:2018年1月18,20,21日(1)、2019年4月9-13日(3)、2020年1月30日〜2月1日(2) 録音場所:ミュンヘン、ガスタイク・フィルハーモニー 録音方式:ステレオ(デジタル/ライヴ)Powered by HMV