ヴァントが錚々たる名手たちと共演した協奏曲集、驚きの価格で登場!「Profile」レーベルといえばギュンター・ヴァント。同レーベル所有の音源から、協奏曲を集めた6枚組ボックスが登場します。 なによりソリストの豪華さに目を瞠らせられます。ピアノではマガロフ、フィルクシュニー、カサドシュ、ギレリス、ボレット。いずれも絶品ながら、後天性免疫不全症候群を発症する直前で円熟の極みにあったボレット入魂のチャイコフスキーが聴きもの。ヴァントも燃えに燃え、これ以上説得力にあふれたチャイコフスキーの協奏曲は滅多にお目にかかれないと申せましょう。 管楽器はオーボエのシェレンベルガー、ホルンのバウマンとブレインが注目。デニス・ブレインとのモーツァルトは1951年の放送用セッションで、モノラルながら会場ノイズや拍手はありません。早いテンポによるきびきびした音運びはヴァントながらですが、ブレインは危なげな所の一切ない完璧な演奏を繰り広げています。 ヴァイオリンで注目なのは女流エディット・パイネマンによるプロコフィエフの協奏曲第1番。協奏曲エディションと銘打ちながらも、ヴァント十八番のハイドンの交響曲第76番やブラームスのセレナード第1番、モーツァルトの序曲集など純オーケストラ・ナンバーも堪能できます。(輸入元情報)【収録情報】Disc1(73:28)1. J.S.バッハ:ヴァイオリン協奏曲第1番イ短調 BWV.10412. ハイドン:ピアノ協奏曲ニ長調 Hob.XVIII:113. ハイドン:オーボエ協奏曲ハ長調 Hob.VII:C14. ハイドン:交響曲第76番変ホ長調 Hob.I:76 ロラント・グロイッター(ヴァイオリン:1) ニキタ・マガロフ(ピアノ:2) ハンスイェルク・シェレンベルガー(オーボエ:3) 北ドイツ放送交響楽団(1,2) ケルン放送交響楽団(3,4) ギュンター・ヴァント(指揮) 録音: 1992年3月15-17日(1)、1985年12月2日(2)/ハンブルク、ムジークハレ 1980年1月11日(3)、1973年2月10日(4)/ケルンWDRザールDisc2(60: 50)1. モーツァルト:ピアノ協奏曲第20番ニ短調 K.4662. リヒャルト・シュトラウス:ホルン協奏曲第1番変ホ長調 Op.113. モーツァルト:ホルン協奏曲第3番変ホ長調 K.447 ルドルフ・フィルクシュニー(ピアノ:1) ヘルマン・バウマン(ホルン:2) デニス・ブレイン(ホルン:3) ケルン放送交響楽団 ギュンター・ヴァント(指揮) 録音: 1969年9月13日(1)、1975年10月31日(2)/ケルンWDRザール 1951年1月22日(3 モノラル)Disc3(70:00)1. ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第4番ト長調 Op.582. ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番変ホ長調 Op.73『皇帝』 ロベール・カサドシュ(ピアノ:1) エミール・ギレリス(ピアノ:2) ケルン放送交響楽団 ギュンター・ヴァント(指揮) 録音:1970年3月6日(1)、1974年12月13日(2)/ケルンWDRザールDisc4(64:45)1. ブラームス:セレナード第1番ニ長調 Op.112. ウェーバー:クラリネット協奏曲第2番変ホ長調 Op.74 ヘルムート・ギーサー(クラリネット:2) ケルン放送交響楽団 ギュンター・ヴァント(指揮) 録音:1968年10月2日(1)、1977年11月25日(2)/ケルンWDRザールDisc5(57:42)1. チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番変ロ短調 Op.232. プロコフィエフ:ヴァイオリン協奏曲第1番ニ長調 Op.19 ホルヘ・ボレット(ピアノ:1) エディット・パイネマン(ヴァイオリン:2) 北ドイツ放送交響楽団(1) バイエルン放送交響楽団(2) ギュンター・ヴァント(指揮) 録音: 1985年11月13日/ハンブルク、ムジークハレ(1) 1983年1月13日(2)Disc6(62:40)1. サン=サーンス:ヴァイオリン協奏曲第3番ロ短調 Op.612. ベルリオーズ:序曲『ローマの謝肉祭』 Op.93. ケルビーニ:『アナクレオン』序曲4. モーツァルト:『コジ・ファン・トゥッテ』序曲5. モーツァルト:『魔笛』序曲6. モーツァルト:『フィガロの結婚』序曲 ルッジェーロ・リッチ(ヴァイオリン:1) ケルン放送交響楽団 ギュンター・ヴァント(指揮) 録音:1970年12月Powered by HMV