内容紹介: 志ん生の絶頂期だった昭和33年録音の廓噺「五人廻し」と脳溢血で倒れた後の40年録音の「お血脈」という微妙な時期の録音で、やはり口調の衰えを実感させられる。それでも客を引き込むから凄い。金馬は人物の演じ分けが絶妙だったラジオで活躍した噺家である。昭和33年に有楽町ビデオホールに出演した際の録音。鳶の頭と剣術の先生の二軒の間に伊勢屋の妾が住む「三軒長屋」の噺、茶道のことを知らないのに茶の湯を始める隠居の「茶の湯」は金馬の代表的な噺。可楽は渋いというか、派手さのない噺家だったが、意外と人気があった。昭和39年没の可楽が38年に有楽町ビデオホールで録音した「妾馬」では呂律がイマイチといった感じだが、31年録音の「らくだ」や32年録音の「明烏」では可楽らしいと思わせる本調子ぶりを発揮。子どもの泣き声や街頭のクルマの音も入っている。
販売会社/発売会社: (株)テイチクエンタテインメント((株)テイチクエンタテインメント)
発売年月日: 2009/02/25
JAN: 4988004110030
規格品番: TECR21316
組数: 1枚組
チャプター番号/チャプター名: