フレスコバルディ:鍵盤楽器のための作品全集17世紀初頭の鍵盤楽器の作曲家として、最も重要で影響力のあった作曲家フレスコバルディ。初期の作品には後期ルネサンス様式を取り入れ、晩年にはイタリア初期バロックの中において印象的な影響力のある作品を残しています。オルガン奏者の息子として、また彼の雇い主である音楽に熱心であったアルフォンソ2世デステ公爵の影響も受け、若きフレスコバルディは成長していきます。マントヴァ公爵にも仕え、その後フィレンツェのメディチ家のオルガニストとなります。さらにローマに移り、教皇ウルバン8世のバルベリーニ家で働くようになります。この頃には、当時の名士たちとも交友を持つようになりました。フレスコバルディは、アスカニオ・マイオーネやジョヴァンニ・マリア・トラバーチ、クラウディオ・メールロなど、多くの作曲家の影響を受けていますが、フレスコバルディの音楽は、それらの作品以上の完成度の高いものとなっています。伝統的な形式を巧みに取り入れただけでなく、テンポの面でも数々の革新的な試みを行いました。このボックスは、オルガン作品全集とチェンバロ作品全集で、リチェルカーレ、トッカータ、カンツォーニ、ファンタジー、カプリッチョなどの膨大なコレクションを、歴史的楽器や貴重な楽器で演奏しています。 演奏は、古楽のスペシャリストとして多くの名録音を残しているイタリアのロベルト・ロレッジャン。これまでのブリリアント・クラシックスに録音した作品をまとめた価値あるボックス・セットです。(輸入元情報)【収録情報】フレスコバルディ:鍵盤楽器のための作品全集Disc1-2:タブラチュア譜によるチェンバロとオルガンのためのトッカータ集 第1巻● トッカータ第1番〜第12番● ロマネスクのアリアによる14のパルティータ● モニカのアリアによる11のパルティータ● ルッジェロのアリアによる12のパルティータ● フォリアのアリアによる6のパルティータ● 4つのコレンテ● 3つのバレット● パッサカリアによるパルティータ● ルッジェーロのアリアによるヤコピーノ神父のカプリッチョ● 戦いのカプリッチョ● バレットとチャッコーナ● コレンテとチャッコーナ● パストラーレのためのカプリッチョDisc3:音楽の花束より● 主日のミサ● 使徒のミサ● 聖母のミサDisc4-5:タブラチュア譜によるチェンバロとオルガンのためのトッカータ集 第2巻● トッカータ第1番〜第12番● アルカデルトのマドリガーレによるパッサジャート● 6つのカンツォン● 日曜日のための讃歌● 使徒の讃歌● 証聖者の讃歌● めでたし海の星よ● 第1旋法によるマニフィカト● 第2旋法によるマニフィカト● 第6旋法によるマニフィカト● バレットという名のアリア● 5つのガリアルダ● フレスコバルダによるアリア● 6つのコレンテ● チャコーナによるパルティータ● パッサカリアによるパルティータDisc6:さまざまな主題とアリアによる12のカプリッチョ 第1巻● ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラによるカプリッチョ● ラ・ソ・ファ・ミ・レ・ドによるカプリッチョ● カッコウの主題によるカプリッチョ● ラ・ソ・ファ・レ・ミによるカプリッチョ● フィアメンガのバスによるカプリッチョ● スパニョレッタによるカプリッチョ● パルティータ「Or che noi rimena」によるカプリッチョ● リガトゥーラ・アル・コントラリオをもつ半音階的カプリッチョ● 不協和音のカプリッチョ● 1つの主題によるカプリッチョ● 5声のオブリガートを伴うカプリッチョ● ルッジェーロのアリアによるカプリッチョDisc7:リチェルカーレとフランス風カンツォン集 第1巻● フレスコバルディ氏のトッカータ ニ長調● リチェルカーレ第1番● フレスコバルディ氏のトッカータ ト長調● リチェルカーレ第2番● フレスコバルディのトッカータ イ長調● リチェルカーレ第3番● フレスコバルディ氏のトッカータ ヘ長調● 「ミ・レ・ファ・ミ」によるリチェルカーレ第4番● フレスコバルディのトッカータ ヘ長調● リチェルカーレ第5番● トッカータF.Baldi ヘ長調● 「ファ・ファ・ソ・ラ・ファ」によるリチェルカーレ第6番● フレスコバルディ氏のトッカータ ト長調● 「ソ・ミ・ファ・ラPowered by HMV