異世界に勇者候補として召喚され、レベル2からチートになったフリオは、伴侶のリースや、友人のバリロッサたちと共に日々の暮らしを謳歌していた。製作した武器や魔法具を売るために街を訪れたフリオは、街中にある雑貨屋が閉店しているのを見つけ、ある夢を持つ。一方、フリオの足取りが掴めないことにしびれを切らし、自身で捜索を始めた魔王ゴウルは、ついにフリオと再会する。-そして、バリロッサとも。再会を喜ぶゴウルだったが、弟・ユイガードの謀反の報せを受け、急遽城へ戻ることに。人族に侵攻せず、たびたび街へ繰り出すゴウルに対し、自身こそが真の魔王と謳うユイガード。真の魔王は果たしてどちらなのか。決闘の儀が始まるかと思われたそのときー「うむ、よくわかった。ワシは魔王を引退しよう」魔王もスローライフ、はじめます。「小説家になろう」発、チートだけどまったりな異世界ライフ、第2巻!