2024年現在、2014年8月に経済産業省より公表された伊藤レポート(Ito Review)や2010年代中盤以降に東京証券取引所より次々と公表された各種原則・提言(CGコード・スチュワードシップコード・資本コストや株価を意識した経営の実現に向けた対応について等)、また、近年増加傾向にある同意なき買収(敵対的TOB)やオーナー経営者の高齢化に伴う事業承継型M&Aの影響もあり、本邦企業経営界において上場企業を中心に企業価値最大化経営への機運が高まり続けている。本書は、最重要経営指標である「企業価値」の最大化を目標に定めた企業経営である「企業価値最大化経営」を徹底考察した決定版!企業価値最大化経営とは何か、2つのキードライバー「CEO×M&A」の方法論と要諦という基本を解き、応用、発展では、業界No.1・日本No.1・世界No.1・史上No.1企業の20事例を通じて「企業価値最大化経営」の読み(読解)・描き(構想)・そろばん(計画)能力の向上が可能。日本で数十件・数兆円の経営変革・M&Aを支援してきた著者ならではの実戦知を大胆に公開!!企業価値最大化経営:企業価値最大化の実現を目標に定めた企業経営第1章 企業価値最大化経営の基本1-1. 企業価値最大化経営とは1-2. 企業価値最大化を実現し続けるCEOの方法論と要諦1-3. 企業価値最大化を実現し続けるM&Aの方法論と要諦第2章 企業価値最大化経営の応用2-1. 企業価値最大化経営の恒常化と第二創業のリーダーシップ─ 創業初期企業2-2. 事業ポートフォリオ戦略で勝負あり─ 時価総額100億円から1000億円を目指す企業2-3. 中長期ビジョンで新時代へ─株価低迷・成長鈍化企業 2-4. オーナー家によるビジョンの構想と決断が全て─地方同族企業 2-5. 有期限内で集中的に結果導出─ファンド傘下企業 2-6. CEOのリーダーシップで未来を拓く─業界再編下にある企業 2-7. 全社共通企業文化の上に築く─コングロマリット企業2-8. CEOの世界観・人生観に基づく企業理念に帰結─グローバルトップ企業2-9. 次の100年ビジョン、新創業のリーダーシップ─創業100年企業2-10. 基本を確実に─再生企業 第3章 企業価値最大化経営の発展3-1. ザ・経営承継─ハイデイ日高 3-2. より野心的に─ベイカレント・コンサルティング 3-3. より大きな社会貢献を初代の企業家精神で─島津製作所 3-4. 目指すはIPビジネス業界世界No.1─バンダイナムコホールディングス3-5. 総合商社業界No.1企業へのリーダーシップ ─オリックス3-6. 金川経営+αで総合化学メーカー業界世界No.1企業へ─信越化学工業 3-7. 世界を代表するWell-being カンパニー─トヨタ自動車 3-8. 食の力を解放し全ての人々の生活の質を高め続ける─ネスレ 3-9. よりよい世界を築き続ける伝統的小売企業─ウォルマート3-10. 時代を創る─アップル第4章 企業価値最大化経営の実戦4-1. 企業価値最大化経営の実戦における要諦 4-2. 企業価値最大化経営の実戦で外部アドバイザーを起用する場合の要諦