グイタルト&グルッポ・モンデベロ、小編成ベートーヴェン!シェーンベルク・アンサンブルを創設し、シェーンベルク・クァルテットのヴィオリストとして数多くの録音に参加した新ウィーン楽派のスペシャリスト、ヘンク・グイタルトと、グイタルトによるアンサンブル・プロジェクト「グルッポ・モンテベロ」。シェーンベルクの仲間や弟子たちがアレンジした様々な作品の室内楽バージョンを取り上げ、シェーンベルクの「私的演奏協会」を現代に再現するという人気シリーズで話題を呼んできた彼らが、「私的演奏協会」からは少し時代を遡り、ベートーヴェンの名曲の小編成ヴァージョンも録音。 ヴァイオリン協奏曲と並んで愛されるヴァイオリンと管弦楽のための『2つのロマンス』と、ピアノ、ヴァイオリン、チェロの3者がソリストになるという特異な編成の『三重協奏曲』を、ヘンク・グイタルトが室内アンサンブルによる伴奏版へとアレンジ。曲によって編成は違いますが、11名前後のアンサンブルで、ベートーヴェンの時代にも頻繁に行われていた小編成ヴァージョンの魅惑をお届けします。 『2つのロマンス』でソロを務めるのは、ルスクヮルテットの第1ヴァイオリン奏者としても活躍するクセーニャ・ガマリス。また、マンチェスター・カメラータやノーザン・バレエの首席奏者として定期的に演奏しながらソリストとしても多彩に活動するイギリスの若きコントラバス奏者、トビー・ヒューズが自ら編曲した『チェロ・ソナタ第3番』のコントラバス版も興味深いところです。 ヘンク・グイタルトが芸術監督を務めるオランダ最古の国際室内楽音楽祭「オーランド音楽祭」でのライヴ録音。(輸入元情報)【収録情報】ベートーヴェン:1. ヴァイオリンと管弦楽のためのロマンス第2番ヘ長調 Op.502. チェロ・ソナタ第3番イ長調 Op.693. ヴァイオリンと管弦楽のためのロマンス第1番ト長調 Op.404. ピアノ、ヴァイオリン、チェロと管弦楽のための三重協奏曲 ハ長調 Op.56 ヘンク・グイタルト編、室内アンサンブル版(1,3,4) トビー・ヒューズ編、コントラバスとピアノ版(2) グルッポ・モンテベロ クセーニャ・ガマリス(ヴァイオリン:1,3) トビー・ヒューズ(コントラバス:2) エレーナ・ネムツォワ(ピアノ:2,4) クリスチャン・ヴィンター(ヴァイオリン:4) ギデオン・デン・ヘルダー(チェロ:4) 録音場所:オランダ、オーランド音楽祭 録音方式:ステレオ(デジタル/ライヴ)Powered by HMV